移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
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独特の世界観が強烈
CGと実写の合成がちょっとチープな印象を受けるものの,都市が移動するというとんでもない発想,その都市が追う者と追われる者とに分断されていたり,移動都市に反対する勢力が存在していて争いが絶えないなど,そのあまりに個性的すぎる世界観が見事。『スチーム・ボーイ』や『ハウルの動く城』といった日本のアニメに『マッドマックス』をブレンドしたような作風だと思う。移動都市〈ロンドン〉に立ち向かう戦士たちが終盤で次々に命を落としていく様はまるで『ローグ・ワン』のよう。大義のための尊い自己犠牲。彼らの崇高な精神に,思わず涙腺が緩む。最初から最後まで一瞬たりとも緩むことなく,緊張感を保ったまま一気に見せる怒涛の2時間だ。
尻すぼみ感はありますが
尻すぼみ感はありますが
続編あるのかしらん?
☆☆☆★★ これ絶対に大画面のスクリーンで観なければ良さが半分も出...
☆☆☆★★
これ絶対に大画面のスクリーンで観なければ良さが半分も出ない案件。ましてや家庭のテレビ画面だと…。
だから出来る限り大きなスクリーンで…って、世界的にコケちゃった様で、全然大きなスクリーンでの上映自体が(。-_-。)
この日観たのも、小さくは無いけど…的に微妙な感じ。
さてさて肝心の映画本編ですが…。
コレ《駿》が実写を監督したらこんな感じの作品になるんじゃないか…と言った、完全に《駿》的な世界観が全開。
但し観ていると、本来はファンタジーを目指していたのかもしれないのだけど。映画本編は全然ファンタジーとは程遠い感じ。
おそらく《駿》だったなら…と、ついつい考え込む場面が多数。もしも《駿》だったならば、主人公は若い男女の2人に設定するんだろうなあ〜…等と。
製作側からしたら「ほっといてくれ!」と言いたくなるでしょうけど(u_u)
2019年3月3日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン6
詰め込み過ぎた勿体ない作品
ビジュアルやCGは最高。
歴史や世界の設定、各都市や立場の対立なども面白く、斬新で、ここまではいい基盤ができていると思う。
だが、とにかくいらないものが多い。
詰め込み過ぎてメインにどこを見せたいのか、どの脇役も脇エピソードも主張が激しすぎてはっきりしないので、もっとシンプルに削るべきだったと思う。
特に以下の2点。本当にいらない。
◆トム・ナッツワーシーが蛇足キャラ
冒頭で最初に出てくる、第二の主人公ともいえる考古学を研究している青年、トム・ナッツワーシーは存在自体の必要性を感じない。
主人公のへスターにただ金魚のフンのようについて回り、足をひっぱり、特別なことはしていない。
あえて活躍できたシーンはラストバトルでのロンドンのエンジンに攻撃をしかけるところだが、彼でなくても補えた描写。
物語を動かすような特別な使命を背負っているわけではなく、ロンドンと戦う目的も無い。
終始このキャラクターが話のメインに居座っているのが目障りだった。
「彼でなくてはいけなかった」点があるなら教えてほしい。
◆シュライク(復活者/ストーカー)のエピソードは削るべき
シュライクのエピソード自体は個人的には好きだ。
哀愁を感じさせるし、彼の船にある人形の描写も不気味でよかった。
へスターと育んだ家族愛も、単独のエピソードとしてはとてもいい。
だが、この物語はあくまでも「ロンドンを倒す」のが主軸。
映画という単発の作品の中で、シュライクのエピソードは完全に主軸から外れる形で独立しており、まさに蛇足である。
ここを削ってもメインストーリーに全く影響がない。
どうしても表現したいエピソードがあるのはクリエイターとして当然のことだが、それをなんでもかんでもねじ込んで追加していくのではなく、時には身を切る思いで描きたい描写を削るのもプロの仕事として必要だ。
ロードオブザリング3部作や、ドラマ作品のように長い作品ならまだ雑然とした展開でも見れるが、たった2時間程度の単発作品においてあれもこれもエピソードを詰め込まれると消化不良になる。
とにかく、もっとエピソードを削って、メインに絞ってほしかった。
また、刑務所を爆破したが、シュライクの牢獄だけを爆破すればよかったのでは?
資源のない世界で都市の食い合いをするほど貧窮しているのに、貴重な建造物資源を容赦なく爆破していく描写などにも疑問を感じる。
映像が良いだけに、ストーリーの雑然とした部分が勿体なかった。
唯一、アナ・ファンのキャラクターの個性は良かった。
これが見れただけ救いである。
壮大な冒険ファンタジー
爆走する大英帝国 +1000000点!
回収されない伏線 -50点
掘り下げのないキャラ設定 -100点
ガバガバストーリー -100点
爆走する大英帝国 +1000000000点!
みたいな、迫力あるビジュアルに全振りした映画。格好いいメカが好きなら頭空っぽにして楽しめるが、映画としての出来栄えがどうかと言われると……
〇ストーリー
一応移動都市の生存競争から始まり、いろんな人の因縁の相手がでてきたりしながら、最後は通常の固定都市へ侵略を始める大英帝国の破壊兵器を止めて終了。
正直取っ散らかっている印象で、ストーリーは添え物程度に考えておくと吉。
〇演出
この映画のウリ。ド派手なメカが縦横無尽に駆け回ってわーすごーい!ってワクワクできるもの。あまり細かいことは考えず童心に帰って楽しむが吉。
〇俳優
全体にキャスティングは良い感じだった。特にアナは非常に頼りがいある姉御感が出ていて好印象。
〇総評
見て楽しい映画であることに疑いようはない。しかし、名作かと言われるとまったくそうではない気がする。
眠かった
移動都市の作りこみはすごかった。主人公がキャラが薄く全く魅力的じゃない。機械人間がもっとも執着が強い登場人物で、怖い。壁の都市を破壊したら収奪するものがなくなるじゃないかと、行動が意味不明だった。登場人物が魅力的じゃなくてストーリーが退屈なせいか眠くなったウトウトした。
アバンが最高
移動都市 モータル・エンジン
レビューが悪かったので期待しないで観に行った。観る映画が他に無かったから。
でも観終わった時同行した友人と「良かったね、面白かった」と言い合った。
風に乗る赤い素敵な飛行機。憧れます。
約束を守れと怒り狂っていた彼の変化も意外だった。
私はかなり好きな映画でした。
大人の男子は必観!!
説明不足
なんで移動してんだろ?
そもそもの問題が不可解で…いきなり最終章を見せられてるような感じ。
移動都市に意味を見出せなくて難儀する。
結局の所、ラストの見せ場に深く関わってくるのだけれど、取ってつけた感が拭えず、全体的には退屈だった。
ビジュアルとかは面白かったんだけど…どおにも説得力に欠けてるような感じだ。
都市が移動する必然性も分からないし、静止都市と対立してる構図も分からない。
きっと当初は移動出来る事が希望であって、静止し続ける事が衰退だったのであろう。
そいでもって長い時間放浪した挙句、資源が乏しくなり、いまだ現状を維持し続ける静止都市への略奪へと変貌していったのかもしれない。
のだが…!
その辺りを抜きにしてはダメなような気がする…。
物語の結末はなんだか皮肉めいたもので…移動するロンドン市民達、これが白人とかになるのだろうか?それらを中国とインドの人々が受け入れる。
精神的な豊かさに立ち戻るって事なのだろうか?限りある地球という資源を食い尽くしてる西洋文明への警鐘とかなのかしら?
ロンドンって、都市が大航海時代の暗喩だったりすんのかな?
それが際限ない物欲の成れの果てとかになんのかしら?
そうだったとしても、別段このドラマを語る上で必要な事とも思えない。
世界観の説明が足りてなさすぎて、どおにも受け入れ難かったのが敗因か。
魅力に欠ける
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