「無音の効果」ファースト・マン fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
無音の効果
一言「人類初めの一歩には、長い助走があったのね」
「アポロ13」等宇宙物に外れはないよなあ、と見始めました。
◎よかった点◎
・宇宙進出で、ソ連に負け続けているアメリカ。
負けてはいられないと進む「ジェミニ計画」→「アポロ計画」。
そこまでには沢山の失敗・犠牲があったのを知って。
人の命を犠牲にしてまでも、進めなきゃいけなかったのか?。
考えさせられました。
・アームストロングの悩める人間像が、ゴズリングの哀しい表情に出ていたのが。
キャスティングぴったり。
「帰って来れない時の心づもりを、子供たちに話して。私はもう嫌」。
妻の言葉もなるほど、そうだよな。
・音の使い方が素晴らしい。
宇宙を漂う「ランデブー」風、初期実験での船酔いしそうなくらいの揺れの音(と映像)。
結果が見えない「悲壮」な音楽。
以上を踏まえての「無音」のシーンも結構あって。効果バツグン。
・月に降り立つ時に、アームストロングが見つめた月のクレーター。
悲しみを背負ってきた彼自身の心のクレーターだったのかもしれない。
△いまいちな点△
・地味です正直。なかなかアポロ11号飛び立たないし。ここが意見分かれそう。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「我々は月へ行く。簡単だからではない、困難だからだ」byケネディ大統領
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