「凄まじい臨場感と人間ドラマ」ファースト・マン 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)
凄まじい臨場感と人間ドラマ
16ミリのザラザラした質感とクローズアップで描く狭いコックピットの臨場感は凄まじい。今から見るとあまりにローテクな計器類。轟音と振動、そして呼吸音。大気圏を抜けると、一転して無音。音響効果が素晴らしい。
ドラマ部分も節度をもって的確に描いている。長男との握手シーンにはぐっときた。
これだけの技術と構成力で人間を描けるチャゼル監督は、クリント・イーストウッドの後継者と言える。これからの作品が楽しみ。
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