「主人公無しの映画」ファースト・マン snowさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公無しの映画
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主題を見て『アームストロングが主人公だろ?』
そうお思いの人正解ですが、ちょと違う。
確かにニールアームストロングと言うフィルターを通して物語は進む。
だが、本当にニールが主人公か?
と、見進めると思う。
因みに、ニールアームストロングという人は、どんな時にも感情に乱れる事なく状況判断できる人。
なんて言っても、自分の指を芝刈り機で落としても、それを冷やして病院に持っていける人なので、常人には理解出来ない所もあるだろう。
だから、人によっては冷静平板過ぎて感情移入出来ないのは当然の成り行きか?
監督も強烈にニールだけにスポット当てて無いから
途中であれ?と言うのも当然かな?
フレディマーキュリーとは違うんですよ(笑)
そんなニールの娘への想い、死んだ仲間の想い。家族への想いは所々に散りばめられている。
不器用な男だけど、それを分かって支える妻が居て良かったと感じた。
月に降りた時の娘のブレスレットのシーンなんかは人間味出てて良かった。
最後のガラス越しの投げキスは男の緊張して孤独から解放された素直な感情。
あゝ言う時に、そっと寄り添う女って男目線で良いな。
派手さは無いが、深い映画だな。
恐らく40歳位からの人には響く映画かと?
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