「私は感動しました。丁寧に描いていると思う。」ファースト・マン Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
私は感動しました。丁寧に描いていると思う。
【人類の、いや男のロマンだね。大きな犠牲と引き換えに・・・】
初日に観てきました。
1969年人類初の月面着陸を成し遂げたニール・アームストロングの話。
誤解を恐れずにあえて言うと…
男って、すごいな、と。
こんなこと、やっぱり男にしかできないよね?
命がけの、国の威信を背負っての、当時の科学技術から言うと無謀と言っていいチャレンジに賭ける男たち。
どんどんミッション途中で殉職していく同僚たちの後に、続けますか?
実際アームストロング自身も何度か死にかけてます。
厳しい訓練に、求められる高い頭脳、何かあれば一斉にマスコミに叩かれ、国からは半端ないプレッシャーをかけられ。世間は反対運動まで。
隊員は精神的にも参って、家族まで巻き込む。
並大抵の身体能力と精神力では決して耐えられない任務ですよね。
当時は米ソ冷戦時代真っ只中。宇宙開発が国力の象徴だった。
まだようやくコンピューターの元祖みたいな機械の時代に、よくぞ月に行けたものです。
(この映画に興味のある方は是非『ドリーム』も観てほしいな〜NASAの偉業を陰で支えた天才数学者の黒人女性の実話映画)
つくづく人間とは、飽くなきチャレンジをしたがる生き物なのですね?
劇中でケネディが演説していました。
「困難だからこそ、挑むのです」と。
IMAXで観たから、まるでアトラクション並みの迫力。
リアルに月に行ってきた気分。宇宙船に酔う〜
いやでも、いい映画だと私は思う。
レヴュー読んだらけっこう賛否両論ですが。
事実は事実としてしっかり受けとめたいし、ライアンの演技がやっぱり好きだから!
大好きな「ララランド」と「セッション」のチャゼル監督だから。
奥さん役のクレア・フォイも良かった。