「期待通りの轟音」GODZILLA 決戦機動増殖都市 たくぼっくすさんの映画レビュー(感想・評価)
期待通りの轟音
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ストーリーは今回も次回予告も予想通りなのでソワソワなく、映像のかっこよさや音の迫力に集中して鑑賞できた。
特にメカつばめ的なビークルの加速音や旋回のドゥウィーーンッッッは神速のあまり空気にぶつかって爆音を発している原理そのものを音と映像から感じられてロマンチックであった。
巨大ゴジラの咆哮も前回ラストに増して巨大化していた。デカすぎでバキバキいう感じがたまらない。
期待していたメカゴジラは予想を超える現代的解釈でワクワクした。
決戦兵器や必殺技がなんたるかがその種族そのものを表すというのは日本人における日本刀だったり特攻隊だったり、アメリカにおけるガンだったりアトミックボムだったり、オカダカズチカにおけるレインメーカーだったりするわけだが、オラオラ合理主観の彼らにとってそれがメカゴジラAI搭載シティ(あれはファクトリーだろ)なのはカッコよかった。
その発想からすると前回は人間が主役で怒りや憎しみという感情の化身ハルオがミニゴジラを破壊し、今回はAIシティで失敗。次回はエクシル?になりそうだから神(ギドラ)でトドメとなりそうだけど、多分そこは人間と人間の進化型のモスラ人との三つ巴からなんか奇跡!みたいな流れに期待。ゴジラは三つ巴とは違う4つ目なのかどれかなのか。
信念と解釈の闘いはるろうに剣心みたいでエグくて見応えがありますからね。
期待を裏切る展開であってもゴジラをテーマに超高品質アニメ3部作を予定通り公開しているこのスタジオは偉い。
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