劇場公開日 2018年11月23日

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「魔法世界に飲み込まれる」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5魔法世界に飲み込まれる

2018年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ダークファンタジー感が確実に増していて好き。
冒頭から異様な空気と恐怖を煽るような展開にグイッと引かれてこの世界に飲み込まれたような感覚になった。

キャラクターの多さや展開の忙しさとその詰め込み方には着いて行くのに必死になるけれど、それぞれの立ち位置や思惑は十分に伝わってくる。
一つ一つのセリフや仕草から読み取るのが面白く、ふわっと把握するだけで満足できれば案外分かりやすいと思う。
ゾクゾクするラストが好き。驚愕である。続編を明日公開して欲しい。

ハリー・ポッターシリーズに関して、私は子供の頃に映画は三作ほど、小説は五作ほどと中途半端に観賞していて正直そこまでファンではないし細かな要素の記憶があまり無い。
共通のポイントを多く掴むことはできなかったけど、別の物語と割り切って新しい人物や新しい発見として楽しむことができた。

何よりも圧倒的な映像力の強さが大好き。
魔法動物たちのファンタジックな造形と思いもよらない能力や性格が魅力的で、ずっと観ていたいと思った。
生物たちとやり取りするニュートもかわいくてかっこよくて好き。
魔法を使うシーンにはワクワク感があるしとても憧れる。「フィニート!」があまりにもかっこよすぎて身体が痺れた。

ジェイコブの復帰はもう少し重みを出して欲しかった。せっかくクイニーの強い愛の描写があるのにそこをあっさりさせてしまうのは流石にもったいない。
リタの言葉、あれはどちらに向けたのか…その真意を考えるだけでゾワ〜ッと来るものがある。
クリーデンスの異様な雰囲気は減って、代わりに彼の純粋さが感じられた。次作ではどう成長するのか気になる。
ダンブルドア先生の渋カッコいいビジュアルと雰囲気はもはやズルいレベル。
ニュートとティナの関係は今くらいのもどかしさがある方が好き。今後、恋愛関係の発展に時間を割きすぎるのもね…と思いつつ。ニュートの言葉選びのセンスって最高よね。

予告もあらすじも目を閉じて避けていて正解だった。
この手の作品は驚きを五感でどれだけ感じられるかが重要だと思う。
非現実的で夢のような世界を十分に体感・体験することができて満足。
画面から飛び出す3D映像の作り方が凄いなと思った。

私も魔法使いになりたいしニュートの家で働きたいし黒の魔法使いを皆んなと一緒に追いたい!

KinA