劇場公開日 2018年11月23日

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「凄く先がきになる」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 shosho5656さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0凄く先がきになる

2018年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

グリンデルバルドの非情さは、端的に言うと

美辞麗句で人を惹きつけておきながら、その人のことをなんとも思っていな

い所に尽きる。しかし、ダンブルドアのことは認めている。

屈折したエリートの感情であってJKローリングが如何にこの描写を得たかは

凄くきになる所だが、それはさておき

この映画で遺憾無く発揮されていた。

レストレンジ一族の系譜や、クリーデンスがダンブルドアの家系だと

信じ込まされたこと、グリンデルバルドの印が未だ現れていないこと

(原作では3兄弟にまつわる秘宝の印のはず)

様々な矛盾があるがそれを飲めばなるほど、ドキドキハラハラの展開である。

特にクイニーが安易にマグル役の男とひっつかず、イかれてしまうあたりは

お気に入りのシーンだ。やはりオートレジリメンスの人間はどこかイかれて

るという証左である。

リタレストレンジが悪い女だと思っていたが何だか拍子抜けだ。

もう少しその辺は上手く拡げてやってよかったのではと思った。

勿論それ相応のトリックは作中であったが。

ジュードロウの抜擢は意外である。ホリデイといい、型かといいAiといい

脇役の主要人物をやらしたら外れない。

その観点から言うと正解だろう。ダンブルドアの若い頃と言われて違和感はない。

続きが待ち遠しい。

shosho5656