「凄く先がきになる」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 shosho5656さんの映画レビュー(感想・評価)
凄く先がきになる
グリンデルバルドの非情さは、端的に言うと
美辞麗句で人を惹きつけておきながら、その人のことをなんとも思っていな
い所に尽きる。しかし、ダンブルドアのことは認めている。
屈折したエリートの感情であってJKローリングが如何にこの描写を得たかは
凄くきになる所だが、それはさておき
この映画で遺憾無く発揮されていた。
レストレンジ一族の系譜や、クリーデンスがダンブルドアの家系だと
信じ込まされたこと、グリンデルバルドの印が未だ現れていないこと
(原作では3兄弟にまつわる秘宝の印のはず)
様々な矛盾があるがそれを飲めばなるほど、ドキドキハラハラの展開である。
特にクイニーが安易にマグル役の男とひっつかず、イかれてしまうあたりは
お気に入りのシーンだ。やはりオートレジリメンスの人間はどこかイかれて
るという証左である。
リタレストレンジが悪い女だと思っていたが何だか拍子抜けだ。
もう少しその辺は上手く拡げてやってよかったのではと思った。
勿論それ相応のトリックは作中であったが。
ジュードロウの抜擢は意外である。ホリデイといい、型かといいAiといい
脇役の主要人物をやらしたら外れない。
その観点から言うと正解だろう。ダンブルドアの若い頃と言われて違和感はない。
続きが待ち遠しい。
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