劇場公開日 2018年8月17日

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「銀魂の実写を見てから原作が気になってアニメを見始めました。今では漫...」銀魂2 掟は破るためにこそある あんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0銀魂の実写を見てから原作が気になってアニメを見始めました。今では漫...

2020年4月19日
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銀魂の実写を見てから原作が気になってアニメを見始めました。今では漫画を全巻集めて毎日見ているくらいハマっています。

この作品はアニメを少し見たくらいの時に一度見ましたがその時はとても面白く、ちょっと長くて途中で飽きてしまう感じもしましたが楽しく見れました。
他に一緒に見た友達も笑っていて凄く良かったと言っていました。

ですが、原作をよく知った今見ると原作との違いなどがやはり気になってしまいました。
前作から変わらず心配になる程のパロディの多さは原作そのまんまでした。
映画にするのに事情は色々あると思いますし、話を作るのも難しいとは思いますが
原作の全く別のところを繋げたことにより設定が変わってしまっていて、より悪者にされた伊藤鴨太郎さん(三浦春馬さん)がちょっと不憫な気はしました。
余談ですが、私の好きなシーンや台詞がなくなっていて少し悲しかったです。

河上万斉さん役の窪田正孝さんや沖田総悟さん役の吉沢亮さん、志村新八役の菅田将暉さんなど、俳優の皆さんは実写化するならこれ以上ないと思うくらい役にハマっていたように感じます。
(原作があまりアニメらしい絵じゃないっていうのもあると思いますが)見た目はこれ以上ないと思ったほど似ていました。
土方十四郎さん役の柳楽優弥さんはトッシーの時との差を演技だけではっきり表現していて、神楽ちゃん役の橋本環奈さんや猿飛あやめさん役の夏菜さんなどは大変な役を頑張っていました。
俳優にお金を使いすぎたのかセットやCGが少しちゃっちい(安っぽい)感じはしましたが、まあ、俳優さん達も凄いしあまり気にならないかなあ、と……。
佐藤二郎さんの演技(?)に他の俳優さん達が笑ってしまっていたりするところは映画としてどうかとは思いますが、俳優さん同士の仲の良さや監督の緩さなどを感じてほっこりしたので私的には好きです。

back numberさんの『大不正解』とっても良かったと思います。
映画の内容(真選組動乱編)によくあっていて真選組らしさがすごく出ていると思いました。

漫画の実写化にしては俳優さんのキャラクターの再現度など結構良かったと思います。
やはり実写化なので、原作と比べてしまうとどうしても不満が出てしまうものだと思いますが、
短い時間にまとめて原作を知らない人にもわかりやすくし、映画として成り立たせるためにはストーリーの改変も必要だと思うし原作と変わってしまうのは仕方のないことだと思います。
他の実写化映画は長い話を短時間に無理にまとめていたりで映画としてもイマイチなものが多いのですが、
この作品は映画として結構楽しめると思います。
笑いは人によって全く異なるので評価が分かれてしまうのも肯けます。
福田雄一監督の他作品が面白いと思ったなら自信を持ってオススメします。

読み返しながら「作文??」と思うくらいの拙い文章でしたが誰かの参考になればと思います。

あんず