「誠実な人々」恋は雨上がりのように マルヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
誠実な人々
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タイトルにある通り、雨上がりのような心持ちのよい作品であった。
小松菜奈の澄み切ったヒロインぷりは劇中何度も高校生であるあきら(小松菜奈)のみずみずしさと可憐さを楽しめる。
あきらが店長(大泉洋)の部屋を訪ねた際に対話しているシーンで、あきらがアップになって涙をつぅっと流す絵が映されるが、小松菜奈の柔く、ハリのある、丸みを帯びた若々しい肌の上を無抵抗に滑り落ちる水滴の美しさといったらない。この映画は絶対的に小松菜奈の魅力なくしては成り立たない。長くて黒いツヤツヤとしたヘアスタイルを、冒頭で揺らしながら全力で走る姿も、バイト中や陸上のシーンではポニーテールにしてその顔の小ささを引き立てている姿も美しい。さらには小松菜奈のその素で備わったスタイルの良さもたまらない。高身長で等身が素晴らしいバランスなのに加えて、痩せすぎない、ほどよい筋肉とほどよい肉付きの抜群のプロポーションである。
恋愛物語ながらも、あきらと店長の2人が挫折を味わいながらも夢を追う姿が青春の1ページのように描かれる。ストーリーを通して日常や普遍的な心の揺れ動きが描かれ、どこかはっとさせられる気づきを与えてくれる。
なにはともあれ、小松菜奈に目を奪われてしまうこと請け合いの小松菜奈好きに捧げる映画である。
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