「眩しすぎるほど真っ直ぐで純粋。共感必至の青春ムービー!!」恋は雨上がりのように 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
眩しすぎるほど真っ直ぐで純粋。共感必至の青春ムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:ヒロインの純粋すぎる恋心や、次第に忘れていた夢を取り戻していく店長の姿が、微笑ましくも非常に爽やかに描かれていく。描写も世界観も含め、デートムービーに最適。
否:ストーリーがどうしても予定調和なのは致し方ないところか。特に大事件が起きるわけでもないので、やや淡々としている感もある。
一言でいうなら、「眩しすぎる青春と、真っ直ぐすぎる純愛」といった感じです。ケガで陸上競技の夢に挫折し、失意に暮れていたヒロインが、心に傘をさしてくれた店長に抱いた一途な恋。普通なら二の足を踏んでしまうようなその恋心に対し、不器用な彼女なりに真っ直ぐに突っ走っていく姿が、とても微笑ましく描かれていきます。
一方で、そんな彼女の想いに振り回されながらも、その純粋さに感化されていくうちに、次第に忘れていた自身の夢を取り戻していく店長の姿も、また胸を打つものがあります。
「若さっていうのは、時に乱暴で凶暴なものなんだ。でもその時感じた感情が、いつかかけがえのない財産になる。」
という言葉がステキでした。
そして、本作を彩る楽曲も非常に魅力的です。主題歌の「フロントメモリー」の疾走感は、まさにあきらの真っ直ぐな恋心や、颯爽と走っていく陸上競技の世界観にピッタリで、聴いているだけで清々しい気持ちにさせてくれます。
気になるラブシーンなんかも勿論ありませんので、デートムービーにも最適です。是非皆さんでご覧になってみて下さい。
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