「ほのぼの」ウイスキーと2人の花嫁 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ほのぼの
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第二次大戦中といってもスコットランドの離れ小島の話だから戦火からは程遠い、出てくる島民も敬虔なクリスチャンで安息日には電話も禁止、座礁船のウィスキーを失敬したとしても天からの恵み程度の話なのだが頭の固い軍人が盗人騒ぎとかき回す、赤い革のケースなどと謎めかすが事件には至らない。したがって見どころは島民のおかしな団結力やほのぼの感でしょう。
イギリス人ならウィスキーへの思い入れは格別だしユーモアの効いた老人たちや頑固一徹な母親像などにもノスタルジーがあるのでしょう。
実話と言っても、こちらは前年のダンケルクとは対極の他愛の無いエピソード、邦題は花嫁ですが二人の娘を同時に嫁がせる父親の複雑な心境のほうがメインでしょう。いずれ花婿たちも戦場に駆り出されたであろうことを思うと台風の目のような束の間の安らぎだったのかもしれません。
安心して一杯やれることの有難味が増しますね・・。
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