「好みは別れそう。」レディ・バード P.N.映画大好きっ子さんさんの映画レビュー(感想・評価)
好みは別れそう。
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刺さらない人にはゆーったりとした94分。
共感できる人にはあっという間の94分。
内容は青二才の若者が自分を認めるまでの物語。
さすがにここまでの環境はなかなかないが、
アメリカでも片田舎ではこのような感性が存在するのかと。
日本に似ている感覚を覚えた。
生まれてから都会でしか生活したことない人には、
この田舎らしい閉鎖的な感覚と、固定メンバーにしか
会わないことは理解できないでしょう。
1度でも仲違いしたら田舎では辛い人生の幕開け。
ジェナに豪邸という嘘がバレた時に「友達を切る?」と
質問した時のレディバードの気持ちは分かるなあと。
あ、やらかした。次々とはいかず、その閉鎖感から
鎖のように噂が伝わるので次にも進めないんだよね。
相手も交友関係狭いから告げ口多いしね。
でもレディバードには帰る場所があって良かったね。
結局はニューヨークの大学に受かり、その環境からはさらば。
新しい生活の始まりには自分自身を受け入れ、
それまでは本名が嫌いで、自分で名付けた"レディバード"を
名乗っていたが、その名を捨て、クリスティンという名前を
受け入れる。そこからは自分を認めることができ、
大人へと第一歩を進めることとなる。
前述した交友関係以外にも、恋人との衝突、母・兄弟との
衝突などなど思春期真っ盛りの甘酸っぱい映画です。
(唯一父親だけは父親には父親なりの問題はあれど、
ずっと良き理解者である。)
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