「こどもしょくどう」こどもしょくどう saraさんの映画レビュー(感想・評価)
こどもしょくどう
映画は途中まで淡々と進んでいく。子どもがいじめられても、学校へ行っていなくて車で生活している姉妹がいても、なんだか世話する親子がいても感情が湧き起こらず淡々と。でもいじめられた男の子がプールサイドに座っているとき急に寄り添うように音楽が流れだし一気に悲しみが押し迫ってくる。そして私に向かってくる。あなたはどうするべきなの?と。
そして子ども達の行動は常識から飛び出して突き抜けていく。
子どもの視点で描かれながらすべての人に優しく誠実に問いかけるこの作品は後々まで残る現代の傑作だと思う。
ラストの歌も気分が明るくなってとても効果的で帰り道に口ずさみたくなる。
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