ユージュアル・ネイバーのレビュー・感想・評価
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悪くはなかったけど
ステイホーム週間につきアマプラのウォッチリストを消化中。
なかなか面白い作品に出会った…かなぁ、と思っていたけど…。
孤独な日々を送っていたマリアン、と解説にあったけど、え?日々?そこは描き切れてなかったと思うよ。悪いけど。速攻でご近所の探索に出かけ、目にした家の中を覗いて速攻でお近づきになろうとする子である。その後も病気だ、重病だ、歩けないって言うのに何度も勝手に入り込んで、不法侵入で訴えられてもおかしくない。
優しい祖父母に感謝してるのかしてないのかわからない態度にはちょっとイラッと。子どもだからで片付けられたら何も言えないけど。
おじいちゃんの大切な息子の遺品の野球ボール、置いてきちゃうし。←細かい
自分の思いを貫いて、とか、おじいちゃんちょっと無責任な感じだし、マリアンの行動にも割と無関心。(日中は何してるの?)もう少し「事件」の鍵を握ってるかと思ったら全然だった。(笑)
アンディの母親のキレっぷりには恐怖すら覚えるし、父親の無感情にも気味の悪さを。でも勉強しないとお父さんみたいにしかなれないという差別的発言も軽く流したね。
女の子1人でずっと歩いていなかったアンディに川を渡らせるとか無理がありすぎ。もう少し誰かを巻き込んでも良かった気がする。
と、なんか後もう少しの箇所が多いと思ってしまい、いろいろ突っ込みながら観ると楽しめるかも。
のけ反り引っくり返る面白さ
こちらの予想の二歩三歩と裏をかいてくれるサスペンスミステリー。
母親の毒親、というかもはや人間を通り越して神を侵す領域にいる感じと父親の愚鈍というか、普通というか、嫁に引っ張られて変になってる感じもありつつ...抜群の対比であり、その対比が後半のサスペンスに重要になってくるという。
ここ、重要な部分のネタバレになるけども、とにかくサマンサモートン演じる母親のサイコっぷりが素晴らしい。尚且つ、そのサイコさというのが誰しもが持つ子を想う気持ちが過剰に肥大化した結果でもあるというのが切ない。
なんだけど、自分の子供の延命のために新生児を誘拐してきて臓器移植のために自分の息子として育ててるというのは、悪気がない所でマッドサイエンティスト。
息子も、そんな母親だと半ば知っていても母親を守ろうとするために一旦嘘をつくのだから、これまた切ない。
サスペンスミステリーとしての具も非常に良くできているが、この辺りの人間の無言のうちの行動、人間らしさをこの作り手はとても良く表現していると思う。
マイケルシャノンが別の女と寝て、それを嫁にふわっと打ち明けてしまう、あの小物感、と同時にサイコなだけではない夫婦の行き詰まり感も忘れ難い。
一点突っ込んでおくと、地下室に自分の息子と誘拐した少年の名札を貼ってあるというのは無理くりすぎるだろと思うんだけど、それがないとこの展開の早さは生まれなかった気もする。
凄く面白かった!!!!
スリル満点、次に何が起こるか分からない。役者の顔で善悪を判断してはいけない(笑)
ホラー映画として観てたけど、スリラーだしどんでん返しあるし、ほんと観て良かったです。
ラストも良かったよねーーー!!!
あんな爽やかに終わるとはね(笑)
母親版ミザリーかと思ったら
代理ミュンヒハウゼン症候群の話かと思ったらタイトル通りの内容。息子のために臓器移植用の子供を新生児の時に攫って育てていた、と。
母親のエキセントリック毒親ぶりが見どころ。優秀な外科医って描写は何度も要らないのでは。
マイケルシャノンは心優しい普通の男、辛さを不倫で紛らわす。
野球のオープニングはラストシーンに繋がるのね、内容がエグすぎるから夢が叶うラストに、という事か。
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