68キルのレビュー・感想・評価

もっと狂ってるのかと思ったら、意外とちゃんとしたバイオレンス映画。 それほどエグいシーンはないので、安心して見れます。
ヒロイン？がかなりぶっ飛んでいるのが新しいといえば新しい。
とは言え、展開はミエミエなので、もう一捻り欲しかった。

まともな人間がほぼ出てこない、やばい奴ら大集合のスーパークレイジームービー、久しぶりに観ました。

殺人と言う一歩間違えば人生棒に振るかもしれない罪を犯してまで奪う額ではない6万8千ドルの為に平気で人を殺していく様が、まるで部屋に出た虫を殺す程の感覚。

もはやここまで行くと滑稽で笑えてくるレベルだ。

こいつら皆、同じ人間とは思えない。
育った過程が変われば人間もこんな大人に育ってしまうんだろうな、きっと。

映画の中だけでなく現実社会にもきっと沢山こう言う人間が居るはず。

身震いするニュースをみて実感する。

エロくて可愛いおねえちゃんにすぐ夢中になっちゃうお馬鹿な主人公がちょっとだけ勇気出せるようになって成長するのも滑稽だ。

捕まらない為に犯罪現場に証拠隠滅の努力も雑過ぎる馬鹿さ加減。

ほんとにこいつら何なんだ。
面白いけど後味が悪すぎるわ。
極悪彼女のライザがいっちゃってて格好良すぎだし。

驚愕の悪人大集合映画『ドーベルマン』を彷彿とさせたね。

優男がヴァイオレンスな彼女の強盗の手伝いをしたことから巻き込まれる災難。

出てくるヤツらみんなアホで暴力的。
たった6万8千ドルを巡って大騒ぎ。

おバカで下品で血みどろで時にサイコで、面白おかしく最後もある意味スッキリ。

もっと振り切っていてもよかったけれどなかなか楽しめた。

　映画秘宝の記事を書く用にサンプルDVDで鑑賞。自分のない男が、自力で立ち上がる物語で、とんでもない恐ろしい女ばかりが出てくる。ヒロインも肝が据わりすぎていて凄みがあった。予想もしない方向に転がっていくストーリーもとても面白かった。