「高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山の霞たたずもあらなむ」日日是好日 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山の霞たたずもあらなむ
同じ事の繰り返し。それが良いんだよね。だから、
『ひさかたの光のどけき春の日に
静心なく花の散るらむ』
よりも、
『高砂の尾の上の桜咲きにけり
外山の霞たたずもあらなむ』
の方が合ってるかなぁ。僕には。
建仁寺の桜見たいね。
お茶の事は何も知らないけど、一期一会ッて言葉が良いね。映画で言えばオフビート。
この映画は男目線ではあるが、恋愛もなく仕事の屈強な諸悪もなく、淡々と毎年桜が散ってゆく。
『死ぬまでにこの茶碗何回使うか』と言ったセリフが出てくるが、僕の年になると、
『花の散る季節が毎年一期一会になって、違ったものに感じて来る』ッて、嘘話。そうなりゃ良いなぁって事かなぁ。だって、桜が散ってゆく姿を見て、静心なくなって見たいものだ。と考えている。
だから、『高砂・・』の桜一首が好きかなぁ。
雨水の頃が仕事が一番大変で、啓蟄になると、空気の匂いが変わって思っていた。しかし、長年喫煙者だった影響で、暫くそれが分からなかった。しかし、煙草を止めて、それが戻った時は嬉しかったね。
山のイクイップメントは
池袋の好日山◯へ行く事にしている。もっとも、池袋の西口は昔と今は違い過ぎる。
徒然なるままに色々書いたが結局所作だよね。朝飯作るにも人参の切り方とか所作はあるもの。手際だよ手際。それが良く分かった。
エンドロールで確認 この映画の教室は裏千家なのに、協力は表千家だね。表千家でも、『最後にすするのかなぁ』日本人が外国人から見た時に『マナー悪い』と思われる事でもあるので”郷に入っては郷に従え“で参りましょう。だいたい、器を手で持つのは日本人だけかも。それが当たり前だと思うけど。