「白人の傲慢な歴史は根深く続く」マッドバウンド 哀しき友情 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
白人の傲慢な歴史は根深く続く
主要人物ソレゾレの語りが交互に展開され白人と黒人の一家の気持ちが一人称で綴られる!?
お互い戦場に行った同志でありながら表立って友情を育むことが出来ない南部と言う土地でジレンマを抱きながらモガき苦しむ白人と黒人の男。
戦地に赴き無事に帰還し英雄と称えられる筈が田舎に戻れば人種差別の波に押し寄せられる厳しい現実にPTSDに対しての理解も無かったであろう時代に翻弄されて白人であれ黒人であれ冷遇される扱いで。
あのクソ親父、クソ爺ィにKKKの登場で酷いやり切れない惨劇となるがラストはまぁハッピーで。
もう少しソレゾレの人物描写を掘り下げたドラマを描いて欲しかった。
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