「文化レベルの違いなのか」ロープ 戦場の生命線 ミッドナイトさんの映画レビュー(感想・評価)
文化レベルの違いなのか
正直、見る前はタイトルから戦争物のちょっと説教くさい話なのかなと思っていたがそんなことは全くなく良い意味で期待を裏切られた。
原題の「A PERFECT DAY」の方が内容に合ってるし、何故変えた?
政治思想の低い人間にとっては中東?ヨーロッパ?でずっと内戦とかやってるな、なんとかならんもんなのかな、と多少の反戦意識は持ってるが、IS壊滅作戦の映画とか見せられても正直何処かの国のプロパガンダの「勧善懲悪」物にしか見えなくて、本当の意味の戦争が伝わってこなかったりするのだが、この映画は派手な戦争描写は一切なく、地雷に怯えて暮らす人々や、日々の飲み水を確保するために奔走するボランティアを主軸にしたことでよりリアルな戦争が遠い異国の僕にも伝わってきた。
シリアスになりすぎず、ユーモアを交えたこの作品のバランス感覚は凄く好きだし、ここ最近の邦画(お子様ランチのように思えてしまう)と比べると文化レベルの違いに嫉妬する。
デルトロのいぶし銀具合がサイコー。
あの「ショーシャンク」のティム・ロビンスだったんだって解説見てビックリ‼️
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