「内田滋は、けして美人じゃないしスタイルもそれほどでもないし、たいていメンドクサイ役なのだが、妙に惹かれてしまう。」ピンカートンに会いにいく 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
内田滋は、けして美人じゃないしスタイルもそれほどでもないし、たいていメンドクサイ役なのだが、妙に惹かれてしまう。
自意識過剰でヒステリックな優子役を内田滋が好演。
かつての夢を捨てきれていない気持ちを、過去の自分を使ってフラッシュバックや心の声のような演出にするのがとてもよかった。とくに、屋上での言い争いに泣けた。葵との再会でも泣けた。そして、アイドル好きでもない自分が、ラストステージを見ながらまた泣いた。ほかのメンバーや松本を引っ張りますように、見ているこちらも引っ張りまわされながら、優子のペースにまんまとはまり、20年来の夢を応援したい気持ちになっていた。
それと、松本若菜が相変わらずかわいかった。
コメントする