「人がいなくなるということ」ナチュラルウーマン Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
人がいなくなるということ
トランスジェンダーの話なんだけどね、観終わったときには「人が一人いなくなるって大変なことなんだな」と思ったよ。
主人公はどうにかこうにか折り合い付けて乗り越えてね。でも主人公の恋人の家族達も大変だったと思う。夫/父親に同性の愛人がいて、最後を愛人のところで迎えてるんだから。
主人公は愛人の死とその葬儀あるいは相続の関係で酷い目に遭ってくの。「そんな酷いことしないでよ!」とは思うんだけど、相手の感覚も解らないではない。
相手がトランスジェンダーでもそうでなくても、他人には優しくした方がいいなと思ったね。
あと「人間って理解できないものに出会うと拒絶するんだ」と思った。これ本能なんだろうな。原始の時代に理解できないものに「なにこれ?面白そう!」って近付いてく遺伝子は、死滅する可能性高いもんね。
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