カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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画面酔い注意!&某ドラマを思い出した
前半は37分の長回しのゾンビ映画で、後半その裏側を描いたコメディ作品。
すごく話題になっていたので観てみました。
映画館も非常に混んでいて劇場を出た次の回は満席でした。
コメディとしてよくできていて面白かったです。爆笑とまではいかなくても笑ってしまう箇所もありました。
特に長回しの部分はエンドロールから努力がひしひしと感じられました(笑)
申し訳ないが、評価を下げさせてもらう要素として前半の画面酔いが辛かった…。
大スクリーンの前から2列目ということもあって完全に15分でグロッキーでした。
もう少し手ブレを抑えても良かったのではと思ってしまいます。
見終わってまず思ったのが木更津キャッツアイと同じ構成だ!ということ。
別にこのことで評価を上げ下げするつもりはないですが、既視感は否めないかと。
もうちょっと斬新な作りかとハードルを上げすぎたのもあるかもしれません。
キャスト陣は失礼ですが誰も知りませんでした。
ただ、それが新鮮で非常に良かったです。
演技やビジュアルが有名俳優に比べて劣るということはありませんでした。
特に主役の濱津さんはこれから売れるのでは…と思います。
これが高評価…?!ぜんぜん面白くない。
ただのゾンビ映画の裏側を流してるレベル。
ゾンビ映画作製の裏側なんてこんなこと普通にあるんじゃない?と冷ややかに観てしまった。先が見えるし。
それを面白く無理矢理映画にしているのが伝わってきた。
お金出してみたのにお笑い番組のほうがよっぽど面白いと思いました。期待し過ぎた結果です。
2回映画みろって言うのも、なんか途中で萎えた。こんな大袈裟に……(笑)無理すんなって言いたくなった。
落ち着いた人や、私みたいな繊細な人間は合わないと思う。
製作 爆笑 父娘
ゾンビ映画だよ、本当に。
見終わった後、素直に「面白かった!」と言える快作。
この映画の1番の肝はエンドロールにあると思う。
本作は3部構成だ。
まず「①映画の中の映画」があり、その背景や裏描写として「②映画の中の現実」が続く。違和感を覚えていた場面や演出の答え合わせがあり、笑える場面がとても多い。
そしてエンドロール、「③現実」だ。本作内で「笑える場面」として扱われる①が、実際はどのように作られたか。偶然発生した違和感等を必然に演出するために、どう動いているのか。そこにあるのは、作中の主人公やその娘が抱えている映画への情熱そのものである。
単館上映のものが苦手な方も
タイトルと内容で選んだ映画が単館上映のもので、見にいったもののいまいち良さがわからずにいたんですが…
これは面白い❗
前半を見た時点では、ゾンビものの映画の撮影中に本物のゾンビが…という内容で
ゾンビ発生の理由も日本軍の死なない兵士実験というものだったのに呪文で発生という?なものだったんですが
後半の撮影の裏側が明かされると一変に面白くなってきます。特に監督役の人は迫真の演技(本音)でした。
観るのを止めるな!
「ミッション:インポッシブル フォールアウト」と悩んでこちらを鑑賞。知ってる役者さんが出ている訳でも無く、得意な訳ではないゾンビ映画っぽい最初の35分を我慢(意味ない長い「間」があったり、カメラワークが不自然だったりと…)すれば、あとはこの作品が口コミで評価されている理由がわかります。観るかどうか迷ってるあなた!「観るのを止めるな!」
ワンカットという大きな武器
37分ワンカットというミスが許されない状況を逆手に取り、演出としてのミステイクの他に本当のミステイクにも意味を持たせ笑いに変えてしまう素晴らしい演出だった
エンドロールの舞台裏映像も是非しっかり見て欲しい
また役者ではヒロイン(?)役の女性が素晴らしく、この1本の映画の中で素人のような演技、ワガママな若手女優、本気で怯える表情など様々な顔を見せてくれた
この中で化ける役者がいるとすれば彼女だろうと思う
最初寝たら終わる
東京で小規模で公開してたときからとても気になっていて、近場の映画館でも上映されることが決まってから本当に楽しみにしていました!
とりあえず見てみようと思い見始めたところまず「眠いな‥‥さすがB級‥‥とんでもないものを見始めてしまった‥‥」「全然伏線が回収されないなオチが予測もできないな‥‥」と考えながら、徹夜なら絶対にここで寝ると確信した(笑)
とりあえず本編が終わり、1ヶ月前の話からどんでん返しで伏線回収(ネタバレというのか)をしてくれ、腹から笑えたシーンがひたすらありました。 1度見た後に本編を見たら(撮影秘話を知ってるのだから) 恐怖心なんて1つも無しに笑いをこらえながら見れるなと思いましたね。 また空き始めたらもう1度見ようと思います。
"笑い"の構造を模倣したコント映画
映画を観終わった直後、どこかで見てきたことがあるような既視感に苛まれた。
映画としての構造は全くもって斬新というわけではないが、どこか新しさを感じる。(そこにはインディーズ映画という注釈があったのかもしれない)
後半部分では会場は温かな笑いに包まれ、日本の映画館では中々珍しい和やかな雰囲気がそこにはあった。
確かに劇中の立て続けに繰り広げられる伏線回収は見ていて気持ちのいいものだった。しかし、伏線回収が見事な脚本は他にも腐るほど存在する。
最近の作品で言えば「君の名は」もそうだろう。
有名どころで言えば「シックスセンス」「バタフライエフェクト」「ファイトクラブ」「メメント」などなど、挙げ始めるとキリがない。2回目を見たときに「ああ、そういうことだったのか!」と気づくような構成。このように今までに蓄積されたモヤモヤが解消される快感。
それが今作ではどうだろうか。
2回分が1回にまとめられている。
1回見ただけでは、判断できない。よくわからない作品などは観終わったあとに友達と「あのシーンって〇〇だよね」なんて言って話し合ったりする。そしていざ2回目を見たときに「ああ、そういうことだったのか!」と答え合わせをする。1回目のときには見えなかった、見ていなかった視点で映画を再体験できるのだ。
その点、今作では一本90分台のまとまった尺の中で答え合わせまでできてしまう。これが既視感の正体だった。この手のどんでん返し的な構造は映画ファンなら何度も目にしたことがあるはずだが、こういった見せ方は新鮮に感じた。
ここもひとつの熱々ポイント。
だけど、それだけじゃない。今言ったようなことは確かに新鮮に感じるかもしれないが、本当にそれだけなのであれば「ファイトクラブ」や「メメント」といった作品を黙って2回3回観るはずでしょう(笑)
むしろこれから述べる内容こそが私が納得し、この監督はお笑いが好きなんだなあと思うものだった。
まず、一発目はいかにもありきたりなゾンビモノが進行され、随所に散りばめられた違和感。それは、全ての結果に至るまでの経緯を観客が必要な情報として知らされていないため、我々は不気味だったり、歯切れの悪さを感じる。だが、これらの違和感は結果的に全て"笑い"へと還元されるのだ。
これこそまさに「緊張と緩和」
"笑い"が生まれる絶対的な法則である。
(例えば、先生がキレて怒鳴り散らかしているのに、思わず当人が噛んでしまったり、何かものに当たってそれがやりすぎで、痛がったりするとき。今作では最初のホラーという緊張から後半にかけての緩和)
上田慎一郎監督が「松本人志さんに世界で一番影響を受けた」とご自身でも語っておられたが、それも非常に頷ける。
年末恒例の笑ってはいけないシリーズなどはそれの最たるものだろう。笑ってはいけないという緊張状態に、笑わせようとする緩和的要素。
笑いの神とも称される松本人志さんの初監督作品「大日本人」でもこの法則を大胆にも取り入れている。
(「大日本人」の場合は極端な緊張と極端な緩和による振れ幅が大き過ぎるがために…)
今作では程よい緊張と程よい緩和によって、映画館が笑いに包まれ、そこに一体感が生まれる。大勢の人間と価値観を共有することは、音楽のライブに行ったりしてその場で一緒に興奮するのと同様に人間の心理に働きかける+の力がある。そういった体験がこの映画に更なる付加価値を生み出したのだろう。
脚本や伏線回収は勿論だが、この映画は"笑い"の構造に長けた作品になっている。芸人さんの評価が高いのもそういうことなんだろう。
映画という媒体だからこそ表現できる素晴らしいコントです。
B級でも夢がある
ゾンビ映画の撮影中に本物のゾンビに襲われるB級パニック・ホラー。
のノーカット生放送を撮る監督を主人公とした2段構えコメディホラー映画。
初めにゾンビ映画の撮影中に本物のゾンビに襲われたという一つの話から始まる。
その後にその話を撮影する監督の話。
最初の話でぎこちないシーンやよく分からんシーンなどがあるが、伏線となって回収されていく。
もともと小規模であったが、噂が広まり、遂にはニュースにも取り上げられ、気付けば大規模な映画館でも公開。
「この世界の片隅に」状態に陥った映画。
そのせいで超満員の映画館は大爆笑に。
無名の監督や役者で、登場人物の名前は役者の名前をもじったもの。
まさにB級映画。
それでもこんなにも面白く、こんなにも世間を騒がす映画。
夢がある映画。
もう一回観たい!
二度、同じ傑作は生まれないだろう小さな奇跡
情報を完全にシャットダウンして観て本当に良かった。誰もが楽しめる娯楽作でありながら、仲間と一緒に作品づくりをしたことがある全ての人に爽やかな感動を与えてくれる名作。ビジネス的な後先を考えずに関係者みんなが純粋に作品づくりに没頭するインディペンデント映画として、この脚本はハマり過ぎ。これは狙ってできるものでは無いだろう。上田監督の、過去のショートムービー作品では、メタフィクション的な"ものづくり人あるある"をストーリーの根っこに据えている。本作はそうしたこれまでの貯金と、ワークショップでゼロから手づくりで制作するプロセスとの絶妙な出会いによって生まれた傑作なのだと思う。非常によく出来た"ものづくりあるある"とワークショップの相性が小さな奇跡を生んだ。それにしても、前半のワンカットのゾンビものが絶妙な出来なことに感服する。話題作のインディペンデント映画という触れ込みで観て反転させるのに非常に丁度いい。ワンカットでなかなかに頑張ってるからこそ、話題先行の出来の悪い映画として、イライラしながら疑いもなく観てしまった。すっかり騙されるので、大仕掛けを挟んでの後半がめちゃ爽快。さらに、キャストは誰ひとりと計算できる名優はいないが、前半の仕掛けが、敢えて下手くそに演技してるので、後半は、その落差で違和感なく観れてしまうというプラス効果もあるのではないか。これまでの上田監督の映画に対する姿勢に、映画の女神が微笑んだ二度は撮れない傑作だろう。日本映画の作り方、興行、プロモーション、全てを考え直させるエポックメイキングな重要作品であることは間違いないが、再現性をどこに求めるのか、映画ビジネスのモデルケースとしての分解が非常に悩ましい作品でもある。
声を出して笑える。
ゾンビ映画の撮影が始まった出だし。
映画の中の映画の話が始まる。
前半はこれが続くんだけどあまりにも面白くなさすぎてどうしようかと思った。
見続けるべきなのか?
でもこの映画すごく評判が良すぎて今年一位とか言ってる人もいるし。。
でそこに至るまでの背景とか映画を撮ってる映画人を書き始めてからがすごく笑えて。
あぁだからこうなのねと二重の笑いが🤣。
映画館で何度も笑い転げた。
いい意味でいい映画。
映画のための映画。
シロウトにも分かる構造
素晴らしい作品で、連休中に、ついつい四回観てしまいました。
何度か観てると「酒呑むの早すぎ」とか効果音タイミングとか気になる点もありますが、どれも矛盾とはいえないものて、脚本の凄さに改めて感銘うけます。
すこし空けて、5回目が楽しみです。
この映画を観た人がハマるのは、メタ構造を誰ても分かるような構成にしてくれてるせいかも。
人物を階層的に並べると、、
(1)女優とイケメン
(2)監督、カメラ、録音、メイク、助監督
(3)(監督)娘、おばさんAD、若AD、腰痛カメラ、助手、音響、造形、イケメンP、関西女P
(4)上田監督、曽根カメラ、古茂田録音、下畑メイク、、、
四つのレイヤー構造に。
映像は時系列に並べると、、
[第1部]恋人ゾンビ映画 1分
[第2部]ゾンビ撮影隊映画 36分
[第3部]番組ができるまで 20分?
[第4部]メイキング風の映画 37分?
[第5部]本当のメイキング 2分
五つのタイムラインに。
これが直観的にシロウトでも理解しやすいように編集されているのがウケる理由の一つでしょうか。
話しは変わりますが、、
レビューの中で悪い評価つけている方の何人かは、三半規管の繊細な、車酔いしやすい方がいたようですね。
せっかく入場料と時間を使っても、途中退席または気分悪く俯いている方(2回目に前寄りで観た回、隣の女性は明らかに具合悪そう、喉を押さえているのでヒヤヒヤしました××)には同情します。
芸能人や映画マニアは映像で酔わない人が多いでしようから、その口コミの被害者とも言えそう。
「手ブレ撮影があります。酔いやすい方は後方席か酔い止め薬で予防お願いします」告知がほしいですね。
上田監督、予算があれば、スタビライザー付が良かったかも。。
メジャー作品はそういうチェック入れてるのかも知れませんね。
笑顔
本当のエンドロールが始まる前の、役者さん達の笑顔がとても素敵でした。
役としての笑顔は勿論、本人達のやり切った満足感が含まれている様な輝いた笑顔でした。
笑顔を基準にオーディションをしたのかと思う程に。
さて、私の観た回は、お客さんのマナーが良くて前半とても静か。
普通の映画なら喜ぶところですが、この映画の場合は、誰も笑わなくて私一人で笑っちゃったらどうしようと、少し不安になりました。
それでも、後半になると大爆笑とはならないものの、あちらこちらで笑い声が。
私も声を出して笑っちゃいました。
そして、明るくなって周りを見ると、皆さん笑顔。
いい意味で、皆さん気持ちが緩くなったのではないでしょうか。
スクリーンのこちら側も向こう側も、笑顔になるようなハッピーな映画だと思いました。
なるほど、とは思ったけど・・・
拡大公開になったので近所のシネコンで鑑賞
著名人やマスコミが絶賛なので期待しすぎたのかもしれない。
なにしろネタバレ厳禁、レビューも内容が触れられない状況とか。
ただ・・・それらを差し引いても自分には全く刺さらなかった。
コメディとしても観ても大して笑えず・・・、噂のネタやオチもあぁ、そういうことね・・・な程度。
お盆休みも相まってか劇場はほぼ満席、おそらく自分と同じく評判に釣られて観に来た客層も老若男女
上映終了後の館内に漂うしらけムード(なんだコレ?この程度なの感)が色々表している気がしたw
アイディアありきなのは評価できるけど映画して評価4,3(8/17現在)は持ち上げ過ぎに思えてならない。
B級ノリな低予算映画だし仕掛けやオチはともかく画はテーマはゾンビもの。
あと手持ちカメラのブレが注視に耐えず辛いです(><;
評判に釣られて娯楽重視な邦画を期待しすぎると大いに肩透かしを食らいます、これから行く未見の方は要注意。
細部まで本当によく練られた作品
・『よろしくでーす♪』と『ポンッ♪』が頭から離れない(笑)
・前半部分に感じた違和感の数々が後半部分の種明かしでのスッキリ感は半端じゃない!!
・この監督の次回作が楽しみです
日本の観客レベルの低さを露呈した功績は大
まずこの映画はもともとENBUゼミナールという映画専門学校の企画であり、あくまで学校の宣伝の一環でやってるものだということを忘れてはならない。
なのでシナリオもあくまで学校の課題レベルの出来。
にもかかわらずこの映画を、「傑作」だとか「伏線回収が素晴らしい」とか言ってるのは単に日本人の観客レベルがいかに低いかを証明しているだけ。
この作品ネタバレするようなそもそも「ネタ」がない笑
何を書いてもネタバレすると言ってる人は、この映画が単純すぎて
ネタ自体ないことを自白してるようなものだ。
この映画の概要はこれだけだ。
「テレビの生番組作りにかかわる製作者がそれぞれの悲喜こもごもの事情を含みながら様々なハプニングを乗り越え、最後は見事成功させる」
ネタも伏線もまったく必要がない話だ。笑
こういうストーリーは通常、その人間模様をどれだけ深く描けるかがカギになるが、この映画は全くない笑
しかも「コメディ」=「喜劇」なのに、ただ前半部分の種明かしを後からみて笑ってるだけのおちゃらけに過ぎない。
これがコメディならチャップリンを喜劇俳優と呼ぶのはやめるべきだ。
この作品は結局後半部分が本編であり、前半の劇中映画部分はただの低レベルな制作側の「お遊び」にすぎない。あろうがなかろうがまったく作品の本質と無関係であり、これ自体が観客をバカにしてるだけ。
まさに「学校企画」だからかろうじて許されるだけの手抜き笑
これに料金を払って笑ったとか言ってるならタダでyoutube見てる方がよほど笑える動画があるだろう。
日本の観客のレベルがいかに低いかをさらけ出してくれたことだけがこの映画の功績だと言わざるをえないほどレベルが低かった。
低予算だから、学校企画だから、笑えたんだからいいじゃんとか、
そんなところに逃げるなら、映画愛など微塵もないだろう。
シネコンでかけてマスコミ使って話題をつくれば確かに上映館数は増えるだろうが、結局見た人がただ「笑っただけ」の映画なんか「喜劇」とは呼ばない。
こんなものを傑作だとかわめいてる人はおのれのレベルの低さを自問自答したほうがいいだろう。
日本映画を殺しているのはまさに、観客自身なのだ
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