カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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面白い映画があるとの評判にワクワクして映画館に行くことができた
いわゆるネタバラシ系の映画。たしかに笑える伏線はある。が、伏線が不自然すぎて、あとで何かあるんだろうなとすぐにわかってしまう。全体的に三谷幸喜のラヂオの時間、マジックアワーがすぐに思い浮かんでしまった。
映像制作の裏側を面白がる映画なのかも(監督の豹変ぶりにはスカッとした)?
でも。
低予算で作られたのに、面白い映画がある→それを知った人たちが時間を作って映画館に足を運ぶ→映画を見るワクワクを久しぶりに味わった。ような感じ。
全国一斉映画鑑賞力検定(仮)
初見であそこの伏線わかりました?どの辺で気付きました?最初かなりがっかりしませんでした?それをわいわい語りたくなる映画なんだよね。これこそ友達と観たい、「話題」の映画だ。
ここは良いじゃん、ここはダメだなぁ、うわまじかこのレベルかよつらいな、いやまてよ?そっちか、あーそっちね、はいはい、おいそこさすがに失敗やろ、とか無意識に浮かんでいた前半の感想が、間を置かずに後半から採点されていく楽しさ。鑑賞後に思い出したのは小学生の頃、テストが返ってきて何点だった?ここ解けた?とざわめく教室の雰囲気だ。
これは全国一斉映画鑑賞力検定みたいなもんで、この映画の主人公は映画館内のわたしたち自身。ドラマは観客の頭の中で起きていたんです。
しっかし前半内容もさることながらカメラ酔いがきつかったー
無名だらけが最大の武器
ゾンビの映画撮影の何が面白いのか全く分からない前半。
二度始まる後半も何が面白いのか分からず、前半のパートをスタッフ目線でもう一度やったらだんだんクスクス、ガハガハッ笑いこけ。
スタッフ、キャストみんな無名で、これがよかった。
もう一回見てみたい。
でも、笑うだけの面白さ。
映画の面白さにはちょっと足りない。
無駄なカットが一つも無い!
前半、中盤、後半と3つから構成されている
前半はワンカットのゾンビ映画
中盤はその映画を撮影するまでのドラマ
後半は前半のメイキング
全てのカットには意味があり、また重要です
ボーッと観ていると面白さ半減!
前半の不自然な言動には全て意味が・・
仕込みは前半だけではなく中盤にもいろいろ仕込まれているのでボーッっと観てしまった方は全てのオチが拾えず再度観ることに?
(o^O^o)
まんまとメディアに踊らされたわ
リピーター続出
あの有名人も絶賛
ネタバレ禁止!
そりゃ、期待度はあがるよね。
前半ずーっと続く「ザ・演劇演技」も、
まぁ、なんかラストに「なるほど!」と膝を打つ音が劇場に響くくらいの
納得できる理由があると思って「ガマン」して観てたわけ。
で、後半よ。
え、うそ、マジでこれ三谷幸喜やん。
しかも後半に入っても「ザ・演劇演技」やん。
これあと半分、「実はこうでした〜」ってドタバタに
つきあわないとダメなの!?
うん、はっきりいって、ちょっとウンザリした。この時点で。
まぁ、ちょっと演出と役者の演技も、もうちょっとがんばってほしいなぁ。
これね、伏線回収がすごい、みたいな意見もあるんだけど、
ぜんぜんそう思わない。
オジサン俳優が酒グセ悪いとか、軟水しか飲めないやつがいるとか、
ああいう設定って伏線とは言わないよねぇ。
後半のドタバタのためにそうしただけだもん。
なんでそうなったのかが全くわからないの。
「カンフーくん」で似たような設定があったわ。
映画開始からずーっと「ボクおなかゆるいんですぅ」って言ってる男の子。
なんでかな、と思ってたら、その設定がラストにいきてくるの。
なんじゃそりゃ。
ふーん、そういうオチなんだ。
まぁしかしみんな「仲間だろ!」とか「絆」とか好きよねぇ。
ちょっと前評判で期待しすぎたな。
「レポマン」とか「ドリームキャッチャー」とか
超絶展開を期待してしまってた。
んー、、、個人的には、、、
なんていうか、構成は面白いし、後半の畳み掛け方も好きだった。
ただ、前半の仕込みが退屈すぎる感じが否めない、、、
あそこの仕込みが後半に生きてくるという事は重々わかるが、それでも長い。
そこで作品に対して集中が切れてしまうので、、、
そこのバランスはもう少し考えてもいいのかもしれない。
なんていうか、映画としては今の映画の製作現場を皮肉りたいのかな?って思った。
こーいう事あるやろ!!
お前ら!
的な。
構成をうまく使ったオナニー的な映画かもね、、、
まぁ、後半の畳み掛けは良かったと思う。
68/100
見ていて辛い💧
前半の部分のホラーはちぐはぐで話の流れがちょくちょく途切れたり、死んだはずの人間が生き返ったり、とても退屈この上ない。
しかし、なぜそういう映画になったのかというネタばらしが、この映画は巧みだ。
商業監督としてやって来た主人公は、自分の拘りよりも放送できるものを撮るために、目薬を使って涙を流す演出をする父親。
それとは反対に自分の拘りを全面に出して、子役に目薬を使うなと強要してクビになる娘。
この対照的な二人を出すのも面白かった。
(それも親子という設定がより良かった)
ワンカットの生放送の話も制作サイドはインパクトの強さだけで企画を進めてきた感が出てて、無責任感が出ててより物語をひきたててた。
出演者はアルコール依存症の人や神経質で硬水を飲むと腹を下す人、文句や注文の多い若手俳優にアイドルなど、どれもくせ者ばかり。
そんななかで、放送直前に出演者二人が事故を起こし急遽代役を主人公夫婦が引き受けることに。
それだけでも結構な事件なのに、次から次に問題が引き起こされる。
先ほど感じたちぐはぐ感がなぜ引き起こされていたのか、次々に解明されていく。
そのたんびに笑わずにはいられないけど、現在も映像の仕事に携わる人間としては、後々複雑な心境にもなった。
私が作っている映像は私の作品ではなく、お客様の作品だから、私の拘りよりもお客様の望む作品を作らなければならない。
結婚式の仕事だから、もちろんいろんなハプニングも起こる。
あまり詳しくは書けないが、新郎、新婦だったり、ゲストだったり、もちろんこちらの機材トラブルだったり、生ならではのハプニングは起こらないわけがない。
そんななかでもお客様が納得できるものを提供していかないと、下手したら損害賠償の問題までなってしまう。
その事を考えると素直に笑えなくなってくる。
トラブルが起きてもそれをどのように商品として相手に提供できるのか、この主人公や娘のような工夫が私にも常に求められるのだと、改めて感じた。
面白いけど楽しめなかった
最初の劇中劇がたとえ伏線があったとしてもクオリティが低すぎる。構成は面白いが両手を挙げて絶賛するほど楽しめはしなかった。クソみたいな劇中劇を後半で回収し主要キャラのキャラ付けを丁寧にしている点がヒットの要因だと思うけど、引き込まれるような登場人物は現れないし、ただ構成をなぞっているようにしか思えなかった。でもこんなチープな作品がハリウッドの恐竜映画と地方の映画館で対抗するような状況はとても面白いし今後も続いて欲しい。
前半の駄作感を超越する下克上映画
最初30分は寝るかと思いましたが、
そこをきちんと観た人ほど楽しめる映画。
また観たくなる!
作りが上手いです。
映画好きや映画を志す人にとって
勇気をもらえる作品となっています。
ゾンビ映画だと思ったのに!
念の為このレビューはネタバレ表記にしておきます
事前情報は仕入れないで観に行きました
スゴイ流行ってるってきいて、ミーハー心で(*^ω^*)
冒頭のワンカット映画は劇中映画だとは知らなくて、観ている最中は本当にワンカットなのかを懐疑しながらみてました(^_^;)
そのおかげで特に集中して観れたのですが、観てる最中は「これホントに面白いのか?なんでウケてんの?」位に意味が分からなかったです
でも集中して観ていたおかげで、どうしてそういう内容のワンカット映画になったのかがわかりつつ、笑いにも繋がって、なるほどと思いました
「君の名は」「インフィニティウォー」などもそうですが、ヒット作の動員数の大多数は、普段は映画を観に行かない人達です
そういう人達が観に行くからヒット作になるわけですね
だからフリークスの人達には新鮮に感じないような内容の映画でも、普段映画を観ない人達には何かと新鮮に感じてしまうのは当然なのです
そして映画を観て「面白かった」と言う感想があるのは1人の映画ファンとして、嬉しいことです(*^ω^*)
褒め言葉の「くだらない」を分かる人なら楽しめる内容ですし、舞台劇を観ているような距離感でした
突出した有名人が出てない事も映画の雰囲気に大きい貢献をしたでしょうね結果的に
この映画の予算でミッションインポッシブルが1秒も撮れないようですが、だとしたら逆に無限の可能性も見えたわけです
昨今の主流映画に比べたら地味ですが、こういう手法の映画も評価されて定着してくれる事に期待しています(*^ω^*)
文句無しに面白く、映画作りの情熱に感動し、娘の前で頑張る父親にホロリ
迫力満点も少々違和感もあるゾンビ映画、その撮影時の裏話やアクシデント紹介による違和感のソリューションと付け加えられたコメディ色、及び情熱が迸る映画製作ドキュメンタリーが見事に調合された構成と、廃墟を舞台に登場人物が次々にやられていってしまうという物語のディテーリングが、実に素晴らしい。そう、今まで類似映画を見た覚えが全く無く、オリジナリティの高さに興奮させられた。
ということで、 自分がストーリー等を確認した限りでは、この映画の原作と判断される劇団「PEACE」による「GHOST IN THE BOX」の脚本を創作した和田亮一氏及び荒木駿氏に、大きな拍手を送りたい。何といっても、この映画の独創性に、二人の創作が寄与するところは大であるから。
とは言え、ゾンビ映画部分の怖さと勢い、監督役やメイク役の醸し出した狂気、斧による切断等のリアリティは、特筆もの。これがあってこそ、後半の種明かし、コメディ色がより生きたかたちになった。また、娘の肩車写真、小屋の前に何故か有る斧、カメラ助手によるズームインアウトの提案、差し入れの一升瓶など、当然にそれぞれ後で意味を成し、このあたりは、良き映画の伝統的文法をしっかりと脚本、さらに映像にしっかりと落とし込んでいた印象。
俳優さんの「自慢の父親になるはずが・・・・」の涙に続けて、監督が娘の写真を見ながら泣いているシーンへの転換は、意図はよくわかるのだが、唐突すぎて感情にはあまり響かず。ただ、写真の中で肩車の上の娘がビデオカメラを持っていて、それがお父さんを尊敬し大好きだった昔を暗示し、さらにラストシーンの娘による俯瞰撮影に繋がるところは、よく練られていると思った。
なので、脚本も兼ねる上田慎一郎監督が作り上げた部分も勿論小さくは無く、確かに役者さんの良いところを目一杯に引き出している感はあった。それだけに、素晴らしい映画、物語構造としてのアイデア的に映画史上に永遠に残っていくかもしれないものだけに、和田氏らに敬意を示さない、原案扱いはとても残念であった。今からでも遅くないので、是非、原作として扱って真の創作者への敬意を示して欲しい。法的にどう解釈されるかは不明だが、アイデアのみならず基本的な物語のディテーリングも、舞台劇をそのまま使ってるのだから。
よく練られたシナリオと意表を突くストーリーに脱帽!
観るまではブレアウイッチ的ゾンビ映画なのかと思っていたが、ゾンビ映画のクルーを追った舞台裏劇という着眼点にまず脱帽!低予算映画でも見せ方によってこれだけ面白い作品が作れるといった見本のような作品。とにかく映画を観て、これだけ笑えたのも久しぶり。また予定調和から外れて進行するシナリオがよく練り込まれており、とにかく感心させられた。300万円の製作費でよくぞここまでの作品を・・・・是非、お勧めの納得の1本!
最後まで見る意味
最初、B級映画だなー全然おもしろくないなー、帰りたいなーと思いながら見ていて、
途中から毛色が変わった。
ピンクとグレーのように、君の名は。のように、あとでやってくる答え合わせが少しずつ理解出来てくると、すごいなと単純に思え始めた。あとはパズルがはまるように、どんどんとスピードにのっていき、最後のエンドロールに繋がる。
エンドロールで実際の撮影シーンがあることで、この映画はよりおもしろさを増していると思う。
ゾンビ映画ではあるけど、怖くない、コメディーで、あとは監督やら脚本やからよく練られた作品。
家でワイワイしながら、ポテチをつまみながら、誰かと見るのもいいかもしれない。
冷静な判断がなされていない気が…
遅れて観ました。ネタバレ厳禁!などと言った拡散方法や余りにも過度な芸能人の賞賛。
逆には入り口から逃げ腰で観ましたが、冷静に低予算&無名俳優さん達&時間の少なさなど、逆境をバネにして上手くまとめてはいます…
が、シナリオのネタは三谷幸喜さんの作品などを割に大胆にパクっているし、展開が斬新!などと言われているが、過去にもかなりこの展開はあった気がします。
あと登場人物の心情表現が雑な気がします。色々ありますが、主人公の気持ちが監督さんの気持ちに寄りすぎてて、観客からしたらイマイチ乗れない。
なのでかなりありきたりな映画な気がしますが?なぜこの様な事態になっているのか、驚いているには映画関係者だけで、騒いでる等のネット住人はこの事態を楽しんでいる気がします。
激唱するには、色々な観点からちゃんと検証して行った方が良い気がしました。
インディーズで300万円でのこの完成度は見事!に異論はありません。
この異常な褒め過ぎ状況のために本当は3点なのですが、減点しています。
笑い死ぬかと思った(笑)
何を書いてもネタバレになりそうなのでネタバレ表示で。
とにかく後半は笑いすぎで本当に過呼吸になりかけた。笑い死ぬかと思った(笑)
最初の30分(第一幕)は1カット長回しのゾンビ映画。
次の30分(第二幕)は時間を遡ってこの映画の製作準備。
最後の30分(第三幕)は、最初の30分の映画のドタバタ舞台裏。
端的に言ってそういう構造の映画。
最初の1カットゾンビ映画も、ゾンビ映画を撮っていたクルーが本物のゾンビに襲われる、という構成なので、つまりこの映画、メタにメタを4重くらいに重ねたメタメタな映画なのだ(笑)
ここまでメタ構造を重ねた映画って、ちょっと記憶にない。
ここまでメタを重ねると、ふとメタとリアルな世界(映画内での)の区別があやふやになってしまい、ついあのシーンは組体操で撮ったのか、みたいな錯覚をして「んなわけあるか!」と1人ボケツッコミをしてしまう(笑)
小説ではメタをメタメタに重ねて何がリアル(小説内世界での)か分からなくしてしまう構成の作品はちらほら見かけるが、映画でここまでやったのは記憶にないなぁ。
で、その第三幕で見せる笑いのネタは、いわばドタバタ楽屋落ちであり、言ってみれば低俗なものなのだけど、それだけにそのおバカ加減を存分に心置きなく笑える。
第一幕はいわばかなりデキの悪いゾンビ映画なのだが、これが「ワンカット生放送のテレビドラマ」という設定も上手い。
いかにも不自然なシーンも編集できないから、第三幕に向けてのネタをたっぷりと仕込めるというもの。
役者も無名の人ばかりだが、みんなたいしたものだ、と思う。
ちゃんと「メタ第何レベルか」を演じ分けてる。
「ゾンビ映画+楽屋落ち」という構成は、CMや予告編を見ただけで素直に分かるので、読むも読まないもないのだが、この斜め上のネタは読めないわ(笑)
「画面の外で何が起きてるか」で腹の皮が捩れるほど笑わせてくれた、観客を楽しませることに徹した良い作品だった。
たっぷり笑わせてもらいました。ありがとう!
ドタバタ喜劇
前半は高校生が文化祭で上演するような映画で不自然な演技カメラ目線などあり得ないような出来で、気の短い人ならこれで出て行くのではないだろうか。だがここからが本編の始まり、関西ノリのドタバタ喜劇が始まる、そしてエンドロールではそれを撮る実際に映画スタッフが現れ、三重構造の映画となっている。久々に笑える映画を見せてもらえました。
ゾンビ映画の傑作
単なるゾンビ映画、ではなく、低予算のゾンビチャンネル現場のドタバタを描いた傑作コメディ。
実際に低予算なのだろうし、俳優陣も失礼ながらあまり知名度は高くない方ばかりだが、それでもここまでやれる。こういう掘り出しモノがあるから、映画好きはやめられない。
それにしても、SNS時代の口コミは侮れない。テレビ等の大手メディアよりも押し売り感が薄く感じられるから皆が食い付くのだろうか。サービスデーとはいえ、低予算映画の邦画でレイトショーなのに7割方席が埋まっていた。
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