「酷い」カメラを止めるな! gutsBさんの映画レビュー(感想・評価)
酷い
想像以上にゴミだった。
これを面白く感じる人達ってのは、これまで「面白い邦画」ってのをあまり観た事が無い層なんだろう。
演者はヘボだし、画は汚い。
シナリオも構成も粗末且つ不真面目。
評価に値する部分は一切無い。
しかし、ウケた。…これが問題。
日本の映画産業に関わる側は、この現象を真面目に受け止めて考えなくてはいけない。
ここ数十年の邦画の作られ方(制作、キャスティング、宣伝…)が拒否されて、劇場から観客を遠ざけている現実を真摯に見なければいけない。
更に、これがウケたからといって邦画の歴史を無かったことにするなどは愚かの極み、愚の骨頂である。…ある意味ではそれをし続けて来た結果が、数十年間にわたって邦画のテイタラクを生み続けているのだが。
邦画の名作、傑作もかつては生まれていたのだから、そんな優れた映画の作られ方を今一度見つめ直さないといけない。
(シン・ゴジラやこの世界の片隅になどは、あくまでここ数十年の邦画の作られ方を真っ向から否定し、生まれた傑作なのです。そこをキッチリと押さえ欲しい)
それをしないから、こんな ゴ ミ しか話題にならなくなってしまったのだ。
改めて
こんなものは ゴ ミ にしか過ぎないことは断言しておく。
そして、これを評価する人達はもっともっと沢山の映画、邦画、インディーズ作品を観て、如何に今作が ゴ ミ なのか?を理解して頂きたい。
今ほど金を掛けずに、美しく、工夫を凝らし真面目に作られた映画…邦画、インディーズ作品と言うのは過去に沢山あるのだから。
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