「ゾンビという「テーマ」」カメラを止めるな! クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビという「テーマ」
ゾンビって、死んでも「生きてる」という執着心の塊であり、それがこの作品全体に通底している。
冒頭のワンカットにそれが集約されて、何があっても諦めずに撮影を開始してアドリブで乗り越え「カメラは止めない!」。
後半のネタバレが面白いのだが、割とスマートに、絵だけ、次のカットだけで説明台詞も少なめで進行していくのは結構好き。
演者としては、監督の奥さんが後半全て掻っ攫う感じで、キレイな飛び蹴りとか面白かったのだが、他のキャラが活きてないのは残念。
よく出来た面白い映画でした。
昔のクドカンのドラマや、ガイリッチーの映画の様な後味を、無名な役者陣と低予算で作ったのは立派でしょう。
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