劇場公開日 2018年6月23日

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「やっと鑑賞できた。」カメラを止めるな! りんご大福さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5やっと鑑賞できた。

2018年9月15日
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笑える

怖い

幸せ

詳しいレビューは他の人が書いてるので、純粋な感想のみで。この作品が好きか嫌いか…そんな小難しい事を考えてみる作品じゃない。見た瞬間のがっかりからの怒涛の展開。もう起承転結がピタってハマる爽快感。誰が凄いとか上手いとか、そんな事忘れてしまった。見失ってしまうくらいたくさん笑った。そして、なんかノリの波に流されて泣いた。泣いて笑って…そしてホッとした時自分がこの映画をまた見たいと思い始める。
それは何か上手くいかないとか、こうじゃなかったとかトラブルに見舞われた時、勝手に仲間がいると思えるから。そんな瞬間瞬間が凄く好き。何処かに何か理由もわからないモヤモヤしてる人はヒントくらいくれそうな作品。凄く荒々しく暖かく優しい作品。ずっとそばに置いときたい。

追記
そんなに映画をたくさん見てるなど偉そうなことは言えないが、今作品は一部で無価値の映画と呼ばれてるみたいだ。なんとも言えないが、100人いたら100人が凄いって作品はまず無い。それは仕方ない。きっと忘れられる日が来る。今夜、ロマンス劇場でのように忘れられるだろう。でもそんな作品達の中でもう一度掘り返してくれるのが、他人のレビューだと思う。それを見てもう一度見ようと思わせるか思わせないかはその人の感性に委ねられ、その映画が再度人の心に響くかはその時にかかってる。大切なのは一部でも忘れない人が居てくれればそれでいい。そう思える作品はそんなにたくさんある。チャップリンの喜劇に比較されてるが、チャップリンの「独裁者」だったかな。この作品は最後がまとめであり、最後は切なすぎて涙を誘う。喜劇作品の中で群を抜いて涙する。なぜ泣くのか何故そうなったのか…その政治背景を見てから見てほしい。チャップリンは置いといて、今作はたくさん生み出されてる全ての作品の苦労もたまに見てほしい。知ってほしいと言ってるようだ。類似してる物はあるが、それはミステリー小説でもトリックは使い古された手でも、面白くなるかは作り手の腕にかかっている。これも同じだ。類似されてても作り手の腕で作りあげられてる。十分だろと思うが。自分はそれが悪いとは思っていない。楽しみながら作ってて、楽しんでもいいと思う。グレイテストショーマンのように満席なのに3分の1しか観ていない作品もある。元々バーナム氏も知らない人いるだろうし、満席が凄いわけじゃない。今後映画館で見れなかった事を後悔するような作品が、人生の中で出てくるのは嫌だ。そう考えれば、きっと今回も見れた事はとても良かった。損したとは思わない。自分の目で見れたのが満足した。忘れないだろうし、自身の目で見たものを記憶に残さないで捨てることなど、生きてる以上勿体ない。記憶は知識となりいつか何かに役に立つ日が来る。映画から学ぶの物沢山ある。忘れるのは誰でもいつでも出来る。それに覚えておくとそれが誰かと語れる良さもまた感じられる。人はどんな時も1人ではない、人と人の繋がりを感じるから映画もレビューも良さがあるだから。

りんご大福