「シロウトにも分かる構造」カメラを止めるな! カエサルさんの映画レビュー(感想・評価)
シロウトにも分かる構造
素晴らしい作品で、連休中に、ついつい四回観てしまいました。
何度か観てると「酒呑むの早すぎ」とか効果音タイミングとか気になる点もありますが、どれも矛盾とはいえないものて、脚本の凄さに改めて感銘うけます。
すこし空けて、5回目が楽しみです。
この映画を観た人がハマるのは、メタ構造を誰ても分かるような構成にしてくれてるせいかも。
人物を階層的に並べると、、
(1)女優とイケメン
(2)監督、カメラ、録音、メイク、助監督
(3)(監督)娘、おばさんAD、若AD、腰痛カメラ、助手、音響、造形、イケメンP、関西女P
(4)上田監督、曽根カメラ、古茂田録音、下畑メイク、、、
四つのレイヤー構造に。
映像は時系列に並べると、、
[第1部]恋人ゾンビ映画 1分
[第2部]ゾンビ撮影隊映画 36分
[第3部]番組ができるまで 20分?
[第4部]メイキング風の映画 37分?
[第5部]本当のメイキング 2分
五つのタイムラインに。
これが直観的にシロウトでも理解しやすいように編集されているのがウケる理由の一つでしょうか。
話しは変わりますが、、
レビューの中で悪い評価つけている方の何人かは、三半規管の繊細な、車酔いしやすい方がいたようですね。
せっかく入場料と時間を使っても、途中退席または気分悪く俯いている方(2回目に前寄りで観た回、隣の女性は明らかに具合悪そう、喉を押さえているのでヒヤヒヤしました××)には同情します。
芸能人や映画マニアは映像で酔わない人が多いでしようから、その口コミの被害者とも言えそう。
「手ブレ撮影があります。酔いやすい方は後方席か酔い止め薬で予防お願いします」告知がほしいですね。
上田監督、予算があれば、スタビライザー付が良かったかも。。
メジャー作品はそういうチェック入れてるのかも知れませんね。