「映画館で観るべき邦画。最高だった。」カメラを止めるな! かやはさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で観るべき邦画。最高だった。
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邦画って、名作と呼ばれるものは大体何処か暗くて重っ苦しい気がしている。だから映画館に観に行く気にあまりなれない。
でもこれは、映画館で観てこそ楽しめる作品だったと思う。
家で観るのとは違って、映画館は公共の場であり、非日常。映像や音に差があるのはもちろん、没入感が違うのだ。
映画館で観ていると、2回目視聴であろう人と初見の人とで反応が違うのが面白かった。
1ヶ月前のパートでは、あんなに劇場全体が笑いに包まれているのは初めての体験だったなあ。川崎チネチッタで観たのだけれど、平日レイトショーでほぼ満席。
最初の約30分はカメラワークのせいで大分酔ってしまって大変だった。顔を斜めにするとちょっと楽になった。
俳優の有名無名は作品の良し悪しに関係ないってことが本当によくわかった。しっかりとした演技力がある無名俳優さんがこんなにいることにホッとすると同時に、もっと陽の目を浴びても良いのになあと思った。
頑張っている人たちの映画だった。最初はこんなんで大丈夫なのかよって気がむんむんなのだけれど、展開が進むにつれチームが一体化していくのがたまらない。
どんな状況に置かれても、自分の仕事をきっちりこなし、一つにまとめあげようとする人たちのパワー。
ブラボー現場!
だがしかし、ファッキン上層部!マジムカつくわね!!
と、同時に、ソクラテスの洞窟の比喩よろしく、自分たちがいかに物事の一面しか知らないのかを見せつけられているような気もした。
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