劇場公開日 2018年6月23日

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「笑いと涙と映画愛の労働喜劇」カメラを止めるな! ヴィアゼムスキーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0笑いと涙と映画愛の労働喜劇

2018年7月7日
iPhoneアプリから投稿

評判通りめちゃ面白い。アイデアと熱量、映画への愛に満ち満ちている。低予算映画ではあるが、巧みな脚本と役者陣の熱演、底抜けのユーモアで大いに唸り、大いに笑う。やがて理解に至るであろう前半部分の意図的な"つまらなさ"を越えれば、怒涛の伏線回収の快感と笑撃。最高だ。

意図的な“つまらなさ”と書いたが、あの前半部分をもっと面白くスリリングにしてもいい。その上で“違和感”や“不自然さ”を配置すれば問題ないだろう。偉そうに苦言を呈したが、超低予算であれだけ面白い作品を完成させたスタッフ・出演者には頭が下がる。三谷幸喜は10回くらい観て勉強してほしい。

この作品が度重なる困難をも克服(あるいは妥協)したうえでの映画と人生への賛歌(=参加)たりえているとすれば、それを笑い飛ばす底抜けのユーモアと、多くの商業映画が描き続けてきた物語の普遍的セオリーに負うところもあるだろうな。とにかく多くの人に見てもらいたい。

ヴィアゼムスキー
ちもさんのコメント
2018年8月1日

本当に三谷幸喜に観て欲しい作品ですよね!!

ちも