スノーマン 雪闇の殺人鬼のレビュー・感想・評価
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雰囲気はありますが、サスペンスとしてはもう少し・・・
雪夜に発生する女性誘拐事件、そして発展する連続殺人事件を調査する刑事達の物語。
とても雰囲気のあるサスペンスです。
冒頭に幾つかのイントロダクションを経て、とある母親の行方不明事件、主人公に送られてきた手紙、パートナーとなる女性刑事の不自然さ。
情緒溢れるノルウェーの雪景色も含めて、物語に引き込まれます。
ただ、犯人捜しとしては面白みに欠けるもので、ミステリー映画としての評価はやや微妙です。
やはり「主人公と犯人の係りをどのように構築するか?」は難しいですね。
本で読んだらおもしろいのだろう
なんとなくストーリーも展開もよめてしまう…
文字で読んだらかなりおもしろい小説なんじゃないかなぁと思う
キャラクターもシリーズ感あるし
豪華キャストの無駄遣いでは…
ただ、ファスの自堕落刑事はわりと嫌いじゃない
ダラダラダラダラ………
復讐の物語というのは解る。
前半は非常に理解し難い。
後半も盛り上がりに欠けるというか、登場人物の掘り下げとかも殆どない(浅い)ので、心情が余り伝わって来なくて、ちょっとピンと来ないかな。
復讐に燃える?レベッカ・ファーガソンも、見せ所はナシで、呆気ないし。
たまたまなのかも知れないけど…マイケル・ファスベンダーの出てる作品って…なんかどれもビミョーと言うか…自分には合わないかな…気のせい??
あと、“雪だるま”の意味が良く解らなかったんだけど、雪深い土地柄以外に何か意味があるのか…解る人が居たら教えて下さい。
ムーグシンセサイザーの魅力、ポップコーン
原作はハリー・ホーレ刑事のシリーズものらしいが、知名度の高さからかなり手抜きしてあるんじゃないかと想像する。それでもオープニングで湖に沈んでいく母親の自殺を目の当たりにした少年は誰なんだろう?と、ずっと気になるのです。そして9年前の映像に出てくるヴァル・キルマー演ずる停職中の刑事ラフトーといい、その謎が必要なのか?と、複雑に絡めてくる挑戦的なストーリー。
マイケル・ファスベンダーとレベッカ・ファーガソンという有名俳優を配し、J・K・シモンズやトビー・ジョーンズといった俳優も脇役として贅沢に使っているため、ついつい観てしまう。アル中アナログ刑事と新人ハイテク女性刑事のコンビもいいけど、謎が多い二人。さらにミスリードだらけではあるが、基本的には不倫の末に身籠った女性ばかりが狙われているのが意味深・・・だからといって冒頭のシーンには繋がらないので、大人しく鑑賞するだけとなりました。
つまらなくはないのですが、前半部分だけでこの人が犯人だろうと予想はできるものの、ミスリードと意味不明シーンによって混乱するばかり。首がない死体とかグロ映像を呆気なく見せてくれるけど、ストーリーが複雑すぎてよくわかりません。それに雪に囲まれた一本道なのに、なぜ犯人とすれ違わないかとか、身持ちの悪い女を狙うことに固執しすぎだろ!とか、OPのトラウマと動機が矛盾していることが残念な部分でありました。
急に尻窄み…残念
特捜部Qのような極寒の北欧の地での連続猟奇殺人事件、より豪華な俳優陣共演で、謎解きと共に期待させられながら、ストーリーは進行していくが、犯人分かる段になって急に尻窄み。。なぜ別れた妻の夫が犯人なの!何したかったの?JKシモンズは何だったのか?ブラフにしたらあまりにも勿体ない。レベッカ・ファーガソンも、簡単に殺されちゃうし。ヴァル・キルマーは老けたなぁ。
北欧の景色には残忍な事件がよく似合う。
レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読です。
酒に溺れて家族との関係が上手くいっていない刑事、真相に体当たりで肉薄するも狙われちゃうヒロイン、過去のトラウマから倒錯した人格と動機を持つに至った犯人。
サイコ・ミステリーに欠かせない要素が全て揃っていて、安心して観ていられました。ということはつまり、予定調和の塊で特に新鮮味が無いということになりますが…(笑)
真相もこれといって驚愕するものではなく、ミステリー慣れしている人からしたら簡単に「こうちゃうかなぁ…」と予想したことが大体当たっちゃうんじゃないかしら?(笑)
それにしても…北欧の雪景色には凄惨な事件が何故だか似合いますねぇ…。雪の白さに血の赤が映えるからでしょうか? 寒々しい感じが痛ましさを増幅させるからでしょうか?
マイケル・ファスベンダー、シャルロット・ゲンズブール…などなど豪華なキャストを揃えていたのでシリーズ化を狙っていたのかもしれませんが、あまりにも普通過ぎる内容なのでこれ一本でもう充分だと思いました(笑)
どうしてこうなった?
ここには名前が出ていないが、他にもクロエ・セヴィニー、ジェームズ・ダーシー、そして名脇役トビー・ジョーンズらが出演。しかし、俳優・スタッフの豪華さによる期待値からすると、驚くほどのつまらなさ… 。
無名俳優の中に有名俳優2人といった配役の時点で犯人が分かってしまうようなミステリー映画よりはマシだが、それにしても犯人はろくに伏線もないし、なんとなく動機っぽいものが語られるだけで心の闇の描きこみも薄過ぎる。アルフレッドソン監督の過去作は説明を省いて絵だけで話を感じさせるような演出だったが、逆にセリフで説明しようとするとここまで下手だとは…
死体はハッキリ映るが、グロ美しいといったものでもなく、ただの惨殺死体でしかない。雪景色の空撮だけは美しいが、他には観るべき絵も無い。
おそらく最大のミスは原作の脚色なのだろう。豪華布陣ゆえに、脚本をろくに練らないでスケジュール優先で納期に合わせて作った映画としか思えない。
愛=復讐
怒り、憎しみ、恨みとは、愛がどれだけ大きかったかと比例する。復讐心を誰に与え、自分を成立させなければならないのか、それは生きる価値を自らが選んだ道。豪華俳優陣の中で、ストーリー性は抜群だが、見せ方とラストへのフィナーレは少し不満を見せる。
無難なミステリー!平均が低すぎます。
ストーリーは観ていれば誰でも理解できます。
不穏な音や雰囲気に少しハラハラも有。
犯人発覚まできちんと話を繋げられたミステリーといった感じ。でも1つける程つまらなくないです。平均が低くなりすぎていたので思わずレビュー!
トーマス・アルフレッドソン監督作とは信じられない壮絶な駄作
オスロ市警に勤めるかつてのエリート捜査官ハリーはかつて連続殺人を追っていたが迷宮入りとなってしまい飲んだくれの生活を送っていた。ある日自分宛の郵便物の中に犯行予告のような手紙を見つけ、同じ頃女性の失踪事件が発生、現場に残されていた雪だるまから自分宛の手紙と関連があるのではないかと疑っていたところに別の失踪事件が発生、自分が追っていた連続殺人犯との関連を発見したハリーは捜査チームを立ち上げて捜査にあたるが・・・。
推理サスペンスの要素がほとんどなく、凄惨な殺人も控え目。捜査チームがとにかくドジでどうしようもなく、ノルウェーが舞台なのに全編英語で違和感バリバリ。そもそも雪景色を少しも魅力的に撮れていない時点で存在意義がさっぱりなく、我が人生ベストワン映画『ぼくのエリ』を撮ったトーマス・アルフレッドソン監督作とは俄かに信じられない余りにも不甲斐ない出来に落胆しました。同作でタッグを組んだ撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマが参加していないのが実に残念。加えてシャルロット・ゲンスブールの壮絶な劣化ぶりにも驚愕しました。
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