「キュンキュン」ういらぶ。 日高雄介さんの映画レビュー(感想・評価)
キュンキュン
[物語・構成]
記号を羅列した物語に、常軌を逸した場面展開。しかしワグナーのオペラだって筋書きは常軌を逸していました。むしろ常識を破って好感が持てます。
台詞回しがところどころ不自然なのは、シェイクスピアとか意識したんでしょ多分。いやバロウズかな。
美男美女の身勝手極まる恋愛模様にキュンキュンします。みんな顔は良いからね。
[キャラクター]
どう好意的に解釈しても、この男は他人の痛みが理解出来ない人面獣心超絶ゲス野郎以外の何者でもないんですが
そんなゲスにお似合いの阿呆女子に、実は善人の当て馬兄妹とモブ2人を当てがう事で、奇跡的な調和が生まれています。
言葉と行動が全く一致しない男の殺し文句にキュンキュンします。顔だけは良いし。
[演技・演出]
よく分かんないけど、こういう映画ならこれでいいんじゃないの?
服の下に青アザ作ってでも彼に尽くしてキュンキュンしたい老若男女におすすめ。
間違いない、2018年のイチバンです。oui.
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