ザ・フォーリナー 復讐者

劇場公開日:2019年5月3日

ザ・フォーリナー 復讐者

解説・あらすじ

ジャッキー・チェンがおなじみの笑顔を封印し、孤独で冷徹な復讐者をシリアスに演じたサスペンスアクション。元特殊部隊員のクァン・ノク・ミンは、現在はロンドンでレストランのオーナーとしてつつましく暮らしていた。ところがある日、高校生の愛娘が政治的な無差別テロに巻き込まれ、命を落としてしまう。静かな怒りに燃えるクァンは、犯人を探すうちに北アイルランドの副首相リーアム・ヘネシーの存在にたどり着き、復讐を開始するが……。ヘネシー役に5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン。「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督がメガホンを取り、「エネミー・オブ・アメリカ」のデビッド・マルコーニが脚本を手掛けた。

2017年製作/110分/G/イギリス・中国・アメリカ合作
原題または英題:The Foreigner
配給:ツイン
劇場公開日:2019年5月3日

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映画レビュー

3.5 復讐に沈む伏龍の目。

2020年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

3.5 A Miniature Action Film with Big Concept

2020年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

Campbell, the director of GoldenEye and Casino Royale, delivers a ridiculous, fun, and somewhat smart action flick with Chan and Brosnan. Chan's portrayal of the immigration experience is a unique motive for kicking a bunch of ass, and Brosnan's tie-ups with Irish nationalist terrorists is a Western conundrum seldom seen in an action-justice flick like this. Chan's old age stunts still impress.

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Dan Knighton

3.5 ランボーみたいにかっこいい主人公

2025年11月21日
iPhoneアプリから投稿
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ジョニーデブ

2.5 いろいろと無理がありすぎる

2025年7月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

ジャッキー映画では『THE MYTH 神話』ぶりに地元の映画館に来なかったのでレンタルDVD視聴。原作はイギリスのスティーヴン・レザーという小説家の『チャイナマン』という1992年の小説。アクション映画というよりポリティカル・サスペンス映画に近いが、その割には娯楽アクションもあってなんだか中途半端な作品だ。うーん、あんまり面白くなかった。

まず第1にジャッキーは実質的に主役ではない。最初こそ主役っぽく登場するが、ピアーズ・ブロスナンと接触するあたりからお話がブロスナン中心に展開していき、ジャッキーは脇役みたくなって実質的にブロスナンが主役みたいになってしまう。観終わってから原作を読んだ人の感想を探すとどうやら原作からしてそうらしく、『チャイナマン』というタイトルなのにIRA(中国・香港・日本公開版の映画ではUDIという架空の組織に変えられている)内部の話が中心でチャイナマンはタイトルになってるのに脇役みたいだとか、映画は大枠で原作に忠実だとあった。

第2に原作が出版された1992年と映画が公開された2017年では25年も経って時代も状況もかなり異なるため、ところどころ不自然な話になっている。1992年には北アイルランド紛争は継続中だったが、1998年にベルファスト合意に基づいて和平合意が行われ、2017年にはもう紛争は終結しているし、主人公が軍人時代の戦闘術を使えるのも原作ならベトナム戦争終結から17年後だからぎりぎり納得できるが、映画では40年以上経っており、60過ぎた爺さんが20歳の頃の高度な技術を昔取った杵柄で即座に使えるというのにはかなり無理を感じる。ちなみに原作では主人公は中国系ベトナム人(ベトナム華僑?)という設定らしいが、映画ではジャッキーに合わせてかベトナムと国境を接する広西チワン族自治区の中国人になっている。原作では主人公は最初に北ベトナム軍だか南ベトナム民族解放戦線(いわゆるベトコン)に入り、そこから南ベトナム軍に投降し、さらに米軍特殊部隊に入るといった流れらしいが(ベトナム人が米軍に入れるのかという疑問も感じるが)、映画では米軍特殊部隊にいたということがちょっと触れられるだけで、そのあたりはうやむやにされている。中国人がベトナム軍や米軍にどうやって入ったんだろうか?(なお原作からして、ベトナムからわざわざ地球の裏側のイギリスに亡命するのも極めて不自然だが、なぜそうなるかといえばイギリスの小説だから・笑)

第3に、いくら娘を殺された復讐のためとはいえ、第三者的(裏でIRAとつながっているとはいえ)な副首相に周辺爆破などの脅迫をしてまで犯人の名前を教えるよう迫っていく主人公は、偏執狂的過ぎて行動原理が理解不能であり到底感情移入できない。やってることはほとんどテロリストといっしょだし、途中からはなんだか主人公が横から邪魔するおかげで副首相によるテロリストの始末がスムーズに進まないように見えてきてしまう。そもそもこの主人公は終始無表情で何を考えてるのかわからず不気味きわまりない。娘を殺された絶望感を表現するためにそういう芝居になったらしいが、むしろアジア人というのはいつも無表情で何考えてるのかわからんという欧米人のステレオタイプな人種偏見が表れてるように感じられた(原作のタイトルである「チャイナマン」という言葉も現在では人種蔑視・民族蔑視のニュアンスを含んだ侮蔑的表現とされることが多い)。残念ながらどうにもいまいちの映画でした。

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