「不気味で難解な世界観。妖しげな蟲がもたらす悲劇とは。」アラーニェの虫籠 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
不気味で難解な世界観。妖しげな蟲がもたらす悲劇とは。
【賛否両論チェック】
賛:ホラー映画にはもってこいの雰囲気の中で、ヒロインが目撃する怪奇と恐怖の数々に、観ていてゾクゾクさせられる。
否:世界観はかなり不気味で、なおかつ物語が進むにつれて難解になるので、好き嫌いはハッキリ分かれそう。急に驚かせる演出やグロシーンもあり。
見るからにいわくありげな集合住宅を舞台に、謎の蟲を見てしまったヒロインが巻き込まれる惨劇の数々に、思わずハラハラさせられます。雰囲気もホラー映画にピッタリで、何度も驚かされてしまいます。
ただ同時に展開がかなり難解で、終わり方も、
「えっと・・・こういうことだったのかな?」
と考えるしかないので、非常にスッキリしない印象も受けてしまいます。
かなりグロいシーンや、急に驚かせるホラー映画特有の演出も多いので、その辺りも苦手な人には向きません。気になった方は、怖いもの見たさで是非。
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