マスカレード・ホテルのレビュー・感想・評価
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群像劇としては面白い
だいぶ前に地上波で見た
キムタク出演作品を今日見たので、ついでにレビュー記載
過度な期待は厳禁だが
役者が贅沢なのと変則刑事モノということで
日本映画としては安定の内容
派手な展開もなければ驚くような展開もないが
そこそこ楽しめる
生瀬勝久が印象に残った
以上
こんなもんかなあ?
何十年も前に見た「グランド・ホテル」の記憶が少しずつ蘇る。ホテルを利用するお客の人間模様だったような。これもそんなだけど、ミステリー仕立てにするなら、それぞれの挿話に本筋との関りを示しておきたい。どっちでもいい挿話は原作か脚本か? 原作ならそもそも東野作品にしては緩い上にがっかりだけど、脚本ならセンスだね。ちょいと有名は役者を出すだけのオールスター的なセンスは作品の価値を下げるだけだと思う。もっとスリムで緊張感ある作品にできるような。
キムタクと長澤まさみははまっていた。キムタクはどの役でも同じ演技で役どころが狭い印象だけど、刑事役は悪くない。犯人役の松たか子も思いつめた役どころが定着してきたかな。3人がしっかりしていて、小日向さんが軽妙に絡んで良かった。ホテルの正面が映るシーンで必ずテーマが流れるのも悪くない構成と思う。
本筋とは無関係な部分を楽しむための映画でした。
東野圭吾の作品は、どの作品もトリックに「無理やり感」が強く、リアリティに乏しいというのが特徴です。
この映画でも、まさに東野作品の通例通り、無理やり仕立て上げたトリックに基づく作品に過ぎないので、推理小説としての観点から見た場合、この映画は★2つも付けられないかも知れません。
ただ、ホテルで起きる多くのトラブルを戯曲化しながら盛り込み、ほぼ本筋とは無関係なところで楽しませようという努力が感じられること。
また長澤まさみが(もしかしたらこの人の地なのかも知れませんが)冷徹の極みのようなホテルマンを好演していて、その役柄が素晴らしいこと。
こういう点を踏まえると、わざわざ入館料を払うほどの価値はない映画ですが、機内放送やテレビ等で無料で見られるのなら、見て損な映画ではないと思いました。
キムタクは、いつものキムタクですが、この髪形のほうが芸域が拡がると思います。
もう若くないのだから。
初老にもうすぐ足を踏み入れる中年のオッサンらしく、今後は、年の流れに対して無駄な抵抗をしない方が賢明と思います。
キムタクは、成人したお子さんをお持ちなんですよね?
つまり、お父さんは、どう考えてもオッサンの領域ですよ。
東野圭吾作品はやはり良い
キムタクが出演する映画って「キムタクの映画!!」って感じになりやすいけど、これは見事に馴染んでいて他の登場人物も目立っていた。
犯人の声が特徴的すぎて「この人をこんな無駄遣いするわけない」と、オチがすぐに読めてしまったので、特徴のない声の持ち主が演じて欲しかったなぁ。
最後の最後のシーンは個人的にはいらないと思った。
やっぱり木村拓哉はかっこいいと思った
刑事がホテルマンに扮して潜入捜査をする。
この設定には心躍るものがあった。
キャスティングも当代きって人気者で、映画館でトレーラーを見たときから、見たい度が高かった。
散髪をしてオールバック風にしてビシッと制服を着たキムタクが超かっこよかった。
私事ながらかつてホテルマンをしていた。こんないいホテルではなかったし、いずれもバンケットマンだったが、幾つかのホテルを巡った。あのころ、制服と整髪でビシッとした自分のなりが誇らしかった。それを木村拓哉のホテルマンが思い出させた。
外資系のあるホテルでは男子はもちろん女子も額に髪がかかってはダメだった。長らく習慣にしていたせいで、今もオールバック風の髪型がいちばんかっこいいと感じることがある。ただし、きょうび男子も女子も、額を髪で覆う。だから余計にキムタクのグルーミングスタンダードが新鮮に見えた。素直にかっこよかった。
映像はかなり凝っている。
寄せたり引いたり回ったりダイナミックなパンを多用し、登場人物も複雑に動く。目まぐるしいと言っていい。原田眞人のようでもある。あるいは原田眞人が鈴木雅之に倣ったのかもしれない。回想や概説映像へもシームレスに繋がる。音楽も荘厳に鳴って映画的だった。
エントランスホールを行き交う人々、バックヤードの喧噪、パントリーの雑然とした感じ、ホテルの内幕はリアルで、ロケと監修の確かさがあった。
話も凝っていた。
予備知識はなく、刑事の話だと思って見始めた映画だが、前半は、ホテルの話である。
客はそれぞれ問題あるが、誠意をもって対応することによって、結果的に溶解し、ホテル側の勝利になる──というエピソードが幾つか語られる。今にも西内まりやが出てきそうな展開だった。
しかし、新田(木村拓哉)が山岸(長澤まさみ)との雑談から事件の大きなヒントを得ることで、ホテルコンシェルジュ風ドラマが徐々に刑事ドラマへ変転してくる。
伏線を経て、犯人へ辿り着くまで、映画内の騙しの構造が、われわれ観衆に対する騙しの構造へスムーズに繋がり、併せて──お客が何者のフリをしていても、それを探るな=仮面舞踏会──タイトルへも繋がる。
因みに文鎮の位置を直すカットが再三なので伏線かと思っていたがはっきりとは回収されなかった。
役者でもっとも印象的だったのは、つねに背景に映る梶原善だった。困ったような表情がじつに語る。
前述のごとく、木村拓哉は46歳にしてホテルマンがきまっていた。
個人的にはいい俳優だと思うが、常に主役、常にヒーローであるがゆえ、充てられるキャラクターが一定で、むしろ役者としては損をしているのかもしれない。
また、汚れ役でも松たか子はきれいだった。
寡作だがやはり巧い監督だと思った。
余談だが、エンドロールの開始地点が早すぎるのではないだろうか。
普通には見れました。
キムタク、老けたな〜
長澤まさみ、大人になったな〜
この作品の一番の印象はそこでした。
正直、内容は数年後聞かれても上手く答えられないと思います。
犯人が誰かを覚えている程度だろう。
キムタク演じる新田、彼の考え方が変わっていく過程が凄く薄く感じる
もっと、時間をかけ、エピソードを一つ一つしっかり描く。
これができればもっと面白くはなると思う。
つまり、連ドラ、月9になる様な作品なのだろう。
「踊る大捜査線」の様な構成で見てみたいものです。
原作を読んでいるわけではありませんが、2時間と少々で心情の変化を描くのにはミスマッチな作品、そんな印象。
最後に、この作品でホテルは仮面舞踏会、お客様は仮面をつけている。
そんな事を言っていた。
どうだろう⁇逆ではないのだろうか⁇
私には、普段仮面を着けて生きている人達が、仮面を外し、欲望をさらけ出している様にも見えた。
そこが、作品と私の間にあった大きなズレでした。
【ミステリー×ヒューマンドラマを分かり易いエンタメ演出】
・連続殺人事件の次の殺人がおこなれるであろうホテルで警察が張り込み、殺人事件を防ぐことを目的に、ホテル側の視点と刑事側の視点をドラマチックに描かれたミステリー×ヒューマンドラマ。
・東野圭吾さんの小説「マスカレード」シリーズの第1弾を原作としています。
・監督は、鈴木雅之さん。ドラマでは「古畑任三郎」や「ショムニ」「ロングバケーション」「HERO」などの監督であり、映画では「プリンセストヨトミ」「本能寺ホテル」のメガホンをとってらっしゃいます。
[物語]
・ホテルという多種多様な人々が訪れる空間で行われる警察捜査という設定は、全ての人が疑わしく見えて最後まで「誰が犯人なのか」と引き込まれてみることができました。
[演出]
・刑事がホテルマンとして成長していく姿や、フロントクロークが刑事の事情を理解し、協力していこうとする姿。それら登場人物がヒューマンドラマ的に一歩ずつ成長していく姿を「画」で言葉のように説明してくれる演出はとにかく分かり易かったです。人によっては好き嫌いが分かれるでしょうが、エンターテインメント映画としては、これくらいの分かり易さがあってよいと思いました。
・最終的に犯人と対峙できる理由、も言葉では一切説明しませんが「画」でしっかり魅せてくれます。この辺も見所の一つだと思いました。
[演技・配役]
・とにかくキャストが豪華。偏りのない豪華さが、観飽きない一つの要因になっているのではないでしょうか。
[全体]
・「全ては言わない。でも物語と画で魅せることで観客に理解させる」こんなスタンスの演出でした。文学的な映画では、観終わった後に観客自身が考えて結論を出さなければなりませんが、この作品はそこまでの不明点は出さずに、主人公たちの成長やミステリーの伏線を魅せてくれるので、分かり易いミステリーエンターテインメントになっています。その「見易さ」と犯人は誰か?!という「ミステリーとしての面白さ」が相まって、最後まで楽しく引き込まれる作品でした。ありがとうございました。
#映画 #ミステリー #ミステリー映画 #東野圭吾 #鈴木雅之監督 #木村拓哉 #長澤まさみ #ミステリーエンターテイメント #ヒューマンドラマ #豪華キャスト
#全体3.5 #物語4.0 #演出3.6 #演技3.5 #配役4.0 #映像3.5 #音楽3.3
キムタク感
宿泊する客の扱いを見せたいのか犯罪捜査を見せたいのか
総合:70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
物語は宿泊施設のことかと思いきや警察が乗り込んできて、これは犯罪映画なのだとわかる。それなのにさんざん宿泊施設の客とのいざこざとの話と刑事と受付係のやり取りを延々と見せられ続けた後では、犯罪の事はもうどうでもよくなった。最終的には中盤までの話のいくつかが伏線で犯罪と繋がってくるのがわかるがそれまでが長いし、急に殺人事件の話に切り替えられてもすでにそれには興味を失いつつあったので、犯罪の謎解きをじっくりと考えようと思わなくなっていた。
話の筋は通っていたようだが強引さもあり、宿泊施設の営業の話の合間に途切れ途切れに出てくる犯罪の説明がどうにもとってつけたようで、実はこれはテレビドラマですでに犯罪捜査がある程度進んでいる状態の続きの映画作品なのかと疑ったくらい。接客から犯罪の話への転換が急すぎるように感じてついていけない。これならば犯罪とは関係が無い無駄な接客の話を削った方が良い。
曲そのものが悪いのではないが、場面が変わるたびに重厚な管弦楽の同じ音楽が同じように冒頭から流れるのは、音楽の使い方が下手だと思う。
長澤まさみは受付係らしさが出ていたが、木村拓哉はここでも刑事というより木村拓哉役を演じていた。松たか子は重要な役回りなのに、何歳の設定なのかよくわからないちぐはぐな役柄だった。
大スター勢揃い‼️(2023/2/10再見)
お客様。
東野圭吾作グランドホテル形式
東野作品の安定感
豪華な出演陣!脚本は普通
後半の追い上げが面白かった
映画館で予告をみたときに
面白そうと思って公開を楽しみにしていましたが結局WOWOWのでみました。
予告の時点で様々な役者さんを起用しているのをみたのでどんな大作になっているのかが楽しみでしたが
結論からいうと起承転結の起がずっと続き、
気づいたら結まで来ていたという感じです
上映から1時間半後に展開が動くので少し長い様にも感じましたが、この物語の犯人が発覚したシーンは裏切られた気持ちで面白かったです。
面白くない
木村拓哉さんが出演されていたので視聴したのだが、残念ながら期待外れだった。
シナリオが全く面白くない。バカなクレーム客に対して、ホテル側がひたすら謝るだけの接客が繰り返されており、何の驚きも感動も得られなかった。その上、笑える要素も皆無であり、ブラックユーモアとして楽しむこともできなかった。更に致命的な点として、予測可能な範囲内でしか物事が展開しなかった。
音声はアフレコしたのだろうか?役者の表情と声のニュアンスが合っていないと思える場面が多々あった。
本作は木村拓哉さんの魅力が引き出せていないと思えた。木村さんにはもっとデキる男を演じてもらいたかった。例えばジョンウィックのような方向性で、木村さんのポテンシャルを活かしてほしいものだ。木村さんであれば洗練されたアクションも華麗にこなしてくれるだろう。木村拓哉さんは既にスターとしての存在感が定着しており、どうしたって映画の中に木村拓哉さん本人のブランドイメージが見いだされてしまう。なればこそ、既に定着している木村拓哉さんのブランドイメージを劇中にて存分に活用するべきだと思うのだ。少なくとも私は、スクリーンの中でのカッコイイ木村拓哉が見たい。ダサいだけの木村拓哉さんなど見たくない。男が見ても「かっけ~」と認めざるを得ない、格好の良すぎる木村拓哉が見たいのだっ!
偉そうな物言いで恐縮だが、私から見た本作は、木村拓哉さんのブランドを利用しただけの凡作だった。
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