「なかなかいい」マスカレード・ホテル プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなかいい
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連続殺人事件があり、次回の犯行現場が毎回予告されてた。
次の現場はホテルで、そこに刑事のキムタクらが潜入する。
でホテルマンとして勤務、指導役にまさみがつく。
オムニバスみたいな感じで、色んな客とのトラブルとその解決が描かれる。
と思ってたら実はその中の一人が真犯人だった。
連続殺人犯なのではなくて、自分が2人の人間を殺したくて、
捜査のかく乱のためにネットで別の殺人予定者に呼びかけ、
まるで4件連続の殺人かのように見せようとしてたのだった。
結局標的となってたのはまさみであった。
過去のホテルマンとしての正しい対応を逆恨みされてのもの。
殺されかけた所にキムタクが飛び込み、救助。ハッピーエンド。
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キムタクが好きじゃないので、劇場ではスルーした映画。
改めてTVで見たが、なかなかよくできてて映画館で見る並に集中して見れた。
キムタクも好きじゃあないが、なかなか良かったと思う。
犯人が松たか子なのにもびっくり。これはうまい手法やな。
序盤から盲目を装った老婆として出てたが、まさか松とは気付かず(場)
しかも相応の理由で盲目を装ってた、って一旦解決した案件だっただけに。
舞台は常に豪華なホテルの中で、全体として雰囲気がいい。
その中で起きる人間模様。みんな生身の人間だから、本音も抱えてる。
そういう表現がうまくできてて、本当に良い映画だと思った。
キムタクでなかったら☆5つをつけてたかも知れん(場)