「初キムタク・初東野」マスカレード・ホテル pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
初キムタク・初東野
「キムタク」は、若い頃からインタビュー記事などを読んで好感を持っている。二十歳前後の頃から「白洲次郎が好き」などと言っているのを聞いて、キムタクが憧れるものや目指す方向性にも共感を抱いた。頭の良い奴だなぁ!と思う事もしばしば。
工藤静香ちゃんも好きだし、育児方針も似ているので、木村家には常に好意を感じていた。
にも関わらず、私はキムタクの演技を一度も観たことがなかった(笑)
映画はもとより、TVドラマも一切知らない。
という訳で、キムタク初鑑賞な訳だが、やっぱり実に「上手い」ねー!
鈴木 雅之氏がキネ旬で
「普段通りにすることが自然な芝居と勘違いする人もいるけれど、お芝居をしないと意味がない。一回お芝居として立ち上げてから、ナチュラルにしていくという作業が必要なんです。そのへん、彼はものすごい能力を持っている」と語っていたが、まさにその通りだ。
キムタクは、ジャニーズである事や端正な顔立ちである事が、正当な評価の枷に相当なっているのだろうね。
その分、恩恵も受けているだろうから仕方ないところではあるのだろうが。
彼が名優としての評価を手に入れられるのは早くとも還暦を過ぎてからになるのかなぁ?
東野圭吾は、やはり「上手い」ねー。
なんというか、安定・安心の味?
料理屋に例えるなら「お金なくて高級店にまではいけないけど、ちょっと確実にそこそこ美味しいものが食べたいんだけど?」という時に使う店だな。
感動するほどのサプライズは無いが、とりあえず及第点の味は確実に食べさせてくれる。
(ケーキならアンリ・シャルパンティエみたいなもの?(笑))
「名探偵の掟」や「容疑者Xの献身」は読んだが、ドラマや映画は一本も観た事なかったんだよね。
とゆーわけで「たまには邦画も観なくちゃね」と思い、初キムタク&初東野してきた。
うん、予想通りの範囲内だけど充分面白い。
豪華なホテル、品の良いスタッフ、斜に構えた刑事、全部好みだし、出演陣も安心だし、まぁ良かった。
ダヴィンチ・コードみたいな作品は原作読んでから映画を観た方が楽しめると思うが、これは先に本読んじゃいけないねw
マスカレード・ナイト、上映まで読まずに待ちたいと思います。
コメントありがとうございます。
キムタクは“THEスター”に徹していいと思います。
作品もとことんエンタメに徹してましたね。
秋公開の続編『マスカレード・ナイト』、楽しみです(^^)
私は、キムタクは日本のトム・クルーズだと常々思っています。
つまり「ザ・スター」
どんな役にも成りきっているけど、どこを切ってもキムタク。
日本では高倉健がその代表格。
高倉健がいくつも賞を受賞していることからすると、キムタクの評価は低すぎますね。