劇場公開日 2019年1月18日

「細部はよくできていま」マスカレード・ホテル エンドルフィンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0細部はよくできていま

2019年2月7日
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映画『マスカレード・ホテル』を見てきました。無論、東野圭吾の原作は、
随分前によんだ記憶があって、そこそこ面白かった印象が残っています。
ただ、映画はといえば、本筋の殺人事件のほうは、そこまで複雑にして犯行におよぶ必要性がないように思えて、原作とは変わってないようですが、少し残念です。

一方、いわゆるグランド・ホテル形式というのでしょうか、ホテルに出入りする人々の様々な人間模様を描いた細部は良くできています。例えば、新田刑事
(木村拓哉)の高校時代の教育実習生(生瀬勝久)の話し良くできています。
また、ホテルウーマンの山岸(長澤まさみ)がなぜホテルにはいったのかという逸話は原作ではもっと感激的に描かれていたように思います。でも、背筋をピンと伸ばした立ち姿は本当にホテルウーマンに見えました。

エンドルフィン