劇場公開日 2018年2月24日

  • 予告編を見る

「何もかもつながっている」ザ・シークレットマン talismanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5何もかもつながっている

2022年7月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

FBIはCIAからもホワイトハウスからもどんな組織からも独立している、ときっぱり言えるフェルトはかっこいい。でも最後の裁判の箇所は、自分の頭が悪くてよくわからなかった。一応、少しだけ予習したんですが、フェルトは有罪になったけれどフェルトのおかげでマスコミが真実を公表してニクソン弾劾につながったんですよね?一方で、映画にはなかったけれど、ニクソンも恩赦を得たことでニクソン自身、自分の有罪を認めたことになるんですよね?フェルトは独立組織であるFBIの人間として、真実を明らかにする為には内部告発者になるしかないと腹をくくった、いう理解でいいのでしょうか。「ペンタゴン・ペーパーズ」も見ましたが、このリーアム映画の方が強烈でした。

大量の情報を緻密に知り尽くした人物の告発によりトップの嘘を暴く、こういうことは日本ではできないのか?忖度まみれだから「~からの命令だった」という文言すら不可能なのか?公聴会が機能してないことが問題なのか?

アクション無しでもリーアムは素敵だった。あの鼻なのでサングラスもどんなメガネも似合う。クロスのボールペン、地下駐車場、車内の会話、ドアを閉める、閉める、「手帳を」。小道具も場所もセリフもかっこよかった。娘が家出失踪していてフェルトが心配して居場所を探しまわる箇所では「ロクヨン」を思いだした。

talisman