「初感覚の興奮と映像美」ジュピターズ・ムーン まぁみどりさんの映画レビュー(感想・評価)
初感覚の興奮と映像美
撃たれたことによって空中浮遊する事が出来るようになった難民の少年と、当初それを利用して金策を企むが、次第に彼に息子的な愛情を持ち始める医師の話。
まずハンガリーが難民問題でこんなにも混沌とした世界に描かれているのに驚き。
そして何より空中浮遊という奇想天外な設定ながら、その混沌とした世界を舞う少年の姿は、息を呑むほど美しい。
近いところで、ヨーロッパの難民問題を独自の視点で描いた作品ではカウリスマが記憶に新しいが、こんな斬新で興奮に満ちた世界観は見た事がない!
ただ少し長尺で医師の話に焦点が当たるあたりは中だるみするので4.5。
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