「天使」ジュピターズ・ムーン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
天使
ハンガリーに不法入国した際に銃撃を受けて何故か身の回りの重力を操れる様になったシリア人難民の青年と、彼を利用して金儲けを企む難民キャンプで働く医師、それを追い蛮行を隠蔽したい警備隊の話。
ただ浮かぶだけではなくてそんなことも!?というところはあったが、基本的には凶暴さが微塵もない主人公で、そこからの拡がりはあまりなし。
なんか色々出来そうだけどそういう話じゃないからということか。
はぐれた父親との再開の為に、欺されていると気付きながも医師を頼る主人公と、金儲けの為だった筈が情がうまれる医師との関係の変化をみる作品という感じで、それ程衝撃的なものはないし、みる側に委ねるところが結構あるラストではあるものの、それなりには楽しめた。
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