劇場公開日 2018年8月31日

「嫌がらせ弁当が「お好み焼き弁当」だったから・・・」SUNNY 強い気持ち・強い愛 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0嫌がらせ弁当が「お好み焼き弁当」だったから・・・

2019年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

 90年代のコギャル文化はルーズソックスとプリクラ。当時のシーンへと切り替わるといきなりのミュージカル!奈美が病院で芹香に出会うまでのシークエンスは韓国オリジナルとそっくりだったために、この急展開に驚いた。映画館ではスルーしてしまったため、wowowでの自宅鑑賞。正直なところ、韓国版の方が断然に良かったが、このリメイク版にも独自の面白さがあると感じました。

 いきなり「劇場版とは違う編集が施されている」との注意書き。まぁ、新井浩文の絡みだからしょうがない。どんな役で登場してたのかも想像するだけで楽しい(謎)。また主な改変部分としては、SUNNYのメンバーが7人から6人へと縮小、Nikeがルーズソックス、シャネルのバッグが松阪牛、韓ドラの代わりに「LA・LA・LA LOVE SONG」でTVドラマ「ロングバケーション」、「ぼくたちの失敗」でTVドラマ「高校教師」等々、ドラマをイメージさせる曲があったりする。主人公の兄は労働運動→エヴァにはまっていたり世紀末思想を信じていたりする。シンナーがドラッグだったり、憑依少女がなくなったり、自殺未遂もないし、なくなってる部分も多いが、当時の社会状況としては、阪神淡路大震災を取り入れてたりする。

 これから観る人にはこちらのリメイク版を先に選んでおいた方がいいように思えるし、安室奈美恵ファンならば観るべき作品。韓国オリジナル版の方が優れているのは間違いないと思うけど、このリメイクにはどことなく『キル・ビル』をオマージュしたようなシーンがあったのが面白い。プールでの鉄球を振り回すシーンで感じただけなのですが、ダンスフェスティバルの優勝賞金で沖縄に行こうとするメンバーたち。そこで、どうしてもサニー千葉を思い出してしまうのだ・・・

kossy
近大さんのコメント
2019年7月16日

ちなみに新井浩文の役柄は、渡辺直美のパワハラ上司でした。
カットされても大して差し支え無いと思います。

近大