「日韓女子事情比較」SUNNY 強い気持ち・強い愛 ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
日韓女子事情比較
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韓国版オリジナル鑑賞済。
韓国版ではエンディングまでは楽しく観れていたが、最後の最後で裏切られた。
寒気がするような嫌悪を感じた。
自分達のリーダーが死んだ場で、財産分与されて泣いて喜ぶ姿。
なんだか今までの友情がうそ寒い感じになった。
日本版では遺言の改変を期待したが、期待は裏切られた。
ただ、興味深く観られたのは、各国の時代の変遷とそれぞれの国情を反映した背景。
そもそもサニーが七人だったのが、韓国ではちょうどいいと言っていたが、韓国では七人てのが何か意味あるのかな?
六人の方がちょうどよかった。
減った一人は、韓国家庭に縛り付けられる韓国主婦。儒教というか封建的というかわからないが現実を反映したものなのだろう。
敵対するグループも日本版ではブリタニーが一人で背負っている。
おばちゃんたちが暴力沙汰に及ぶところは、日本版のがいい、同じく浮気という事実が語られるなかで、その旦那への制裁。さすがに子供への暴力はどうかと思った。
それにともない、ナミの娘の件は割愛。
また、離婚するしないも国情を反映してるのだろうか?ユウコのパワフル感は日本のが上いってる。
高校生パートでは韓国の国情が垣間見られてよかった。学生運動か労働運動かわからないが、結構騒然としたなかで、そんなもの関係なくパワフルに自分達の対立抗争に没頭してるとこなんか逞しさを感じた。
演技も韓国高校パートの、セリナ、ナナ、ブリトニー位置の子は圧倒的な存在感だった。(韓国の名前覚えられない)
というところは興味深く対比して観られた。
裏切られた遺言部分はそのまま。結局金なのかと…
でもその後のナナの登場シーンは日本のがよかった。あれあって何とか印象を盛り返した感じかな。
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