劇場公開日 2018年8月31日

「探偵よりFacebook」SUNNY 強い気持ち・強い愛 KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0探偵よりFacebook

2018年9月3日
iPhoneアプリから投稿

当時のコギャルってこんなんだったの?怖すぎる…
流石にかなり過剰な描写ではあるんだろうけど、法律違反も軽犯罪も日常でそれを良しとする文化に時代を感じた。
四年前に卒業した高校時代を振り返ってみると当時もギャルの子達はこのくらいうるさかったけど。

そのコギャル達の行動や繰り返されるベッタベタな展開と強引な解決に時々冷めつつ、押し付けがましいハイテンションと登場人物の魅力に引っ張られるように割と楽しめた。いやこんなん絶対泣いちゃうじゃんか。
どこまでもヒール役なブリタニーがなんだか哀れ。
奈々に関しては女子高生時代から若干謎だったので、その半生を根掘り葉掘り聞き出して欲しかった。

ストーリー云々より、登場人物と役者陣が楽しそうで良かった。少しオーバーなくらいキャラになりきって楽しんで演じていることが伝わってきた。
現代のSUNNYの4人の制服姿がとても可愛い。小池栄子が本当に好き。
アラフォーの中に渡辺直美が一人浮いていたけどギリギリ収まっていた印象。
あの年代であのビジュアルの条件を満たして、知名度とポップさのある丁度良い人ってなかなか思い付かないし、上から目線で申し訳ないけど案外良い配役なのでは。

ただ、女子高生時代の広瀬すずと山本舞香と池田エライザが細眉になっていなかったのが気になった。
色々と事情があるのは分かるけど、この3人だけ普通に2018年の可愛い子の雰囲気しかなくて少しがっかりした。
演技は映画のテンポにあったテンションで良かったし好きだけど。

観ている最中は楽しかったけど、冷静になってしまうと結構わだかまりが残るのは仕方ないかな。
あと探偵使う前にFacebookでしょ、まず。

KinA
KinAさんのコメント
2018年10月10日

小池栄子演じる裕子ぐらいはまずSNSですぐ見つけられそうなのでついつい思ってしまいました笑
一人10万円って結構な出費だと思うし…

MAKOさんはオリジナルがベストに入るくらいお好きなんですね!
たしかに今作ではキラキラ感は強かったですよね。
評判もかなり良いし、観てみようと思います。

KinA
MAKOさんのコメント
2018年10月10日

探偵よりフェイスブック
わっはっは
身も蓋もないコメントするね(笑)
オリジナル至上主義ではないけど、そちらも観てみてください。

MAKO
KinAさんのコメント
2018年9月12日

むしろここ数年は派手なギャル自体が流行りじゃないですからね!

KinA
2018年9月12日

そう言えば最近は校則が厳しくなったのかこう言った女子高生は見かけなくなった!

ゆたぼー
KinAさんのコメント
2018年9月11日

えー!本当にあんな感じだったんですね…凄すぎる。
たしかに今でも女子校ってだいぶうるさいので余計にハイテンションなのかもですね笑
実態が知れて良かったです、ありがとうございます!

KinA
じゅんさんのコメント
2018年9月11日

当時の都内の女子校生そのものでしたよー 今では嘘でしょと思う時代です 特に共学ではなく女子校は学園内もどんちゃん騒ぎだったと思いますよ 笑。

じゅん
KinAさんのコメント
2018年9月4日

やっぱりコギャル怖いですよね笑
この映画では女子校でしたが、当時の男子はどんな感じだったのかまた気になってきました。

そうなんですよ!奈々が田舎者設定だったので最初に眉毛が太いのは納得できるのですが、その後垢抜けていく段階でまず細眉になるべきでは…と。

今は特に、音楽も80年代90年代のリバイバルというか「逆に新しい」「ダサカッコいい」的な受け取られ方をしますしね!
メロディもそうですけどトラックがすごく良いなと思いました。

KinA
カミツレさんのコメント
2018年9月3日

コメントへのお返事ありがとうございます!
私も“当事者”の世代という訳ではないのですが、
当時はその存在にビビりまくっていました(笑)

細眉に関しては、非常に鋭いご指摘だと思います。
本作は一つの時代を切り取った作品なので、
時代劇と同じようにビジュアルが重要な意味をもつと思いますし、
奈美が“田舎もん”からコギャルに変わっていく様子を、
メイクの違いを通して、さらに明確に表現することができたんじゃないかなと思います。

オザケンの『強い気持ち・強い愛』いいですよね♪
当時はあまりピンとこなかったのですが、
時代を越えて、ようやくその良さに気が付きました。
懐かしいんだけど、古くないんですよね。

カミツレ
KinAさんのコメント
2018年9月3日

コメントありがとうございます!
一応コギャルブームについて聞いたことはあった程度なのですが、あまりの弾けっぷりに終始ビビってました笑
後で母に聞いたら、当時がエンコーとかブルセラ発祥の時代と言っても過言ではないらしいですね…
でもみんなでギャーギャー騒いで、女子高生特有の「人生サイコー」感溢れていて、なんだか微笑ましくもありました。

時代の雰囲気を作るのに一番重要なのがビジュアルだと思うので、細眉じゃなかったのはとても残念だったのです笑
特殊メイクとかありそうなのになーと思っちゃいました。

90年代J-POPは、EZ DO DANCEと渉のシーンのCHARAくらいしかピンと来るものがなく…
ただ知らない曲でも90年代独特のメロディやリズムを感じて、謎のノスタルジーに襲われました笑
サブタイトルにもなっていたオザケンの曲がめちゃくちゃ良くて、映画館を出た後ずっと聴いていました。

KinA
カミツレさんのコメント
2018年9月3日

KinAさん、はじめまして。

当時をよく知らない世代の人たちの目に、この映画はどう映るのだろう?
とずっと気になっていたので、とても楽しくレビューを読ませていただきました。

冷静に客観的に作品を観られている分、ツッコミが的確で鋭いなと思いました。
たしかに、メインの3人は細眉じゃないですね(笑)

ちなみに、作中で流れる90年代J-POPの印象はいかがでしたか?

カミツレ