「広瀬すずの顔芸が凄い」SUNNY 強い気持ち・強い愛 Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
広瀬すずの顔芸が凄い
元の韓国映画の方は当然のごとく楽しんだ自分としては 若干の不安もありつつ鑑賞 特に大根仁の映画はいつも サブカル というものの扱い方に個人的にモヤっとすることが多いので肌に合わない傾向があり(バクマン。は凄い好きだし別に嫌いではないのだけど)心配していたが、見てみると原作の楽しさをそのままにキチンと日本の女子の物語に練り直されててとても良かった
後から思えば当然の流れなのかもしれないけど 原作における あの頃の私達 像を日本でのギャル文化に落とし込んで話を組み立てていったという部分が本当に上手くて、そういう側面では大根仁の サブカル造詣力 がとてもいい方向働いているのかもしれないと思うとナイス人選
正直、サニー というグループ全体としての輝きは原作の韓国映画の高揚感に到達できていなかったように感じたけど、日本版で原作すら越える勢いで輝いていた箇所があるとすると間違いなく広瀬すずの驚異の爆発力 もはや完全に 顔芸 の域に到達しているようなハッチャケぶりで 、原作でも印象的な腹ヘリからの暴走シーンもさる事ながら、必死に普通の靴下を ルーズソックス にしようとしてる時とか 果てはただ話を聞いてるだけの時の顔まで とにかく笑えてしかない。
能年玲奈が諸々ありイマイチ表舞台に出て来れない現状ではそのほかの若手女優と圧倒的な格の違いを見せつけるコメディエンヌぶりだった
そのほかキャストも学生時代、大人時代 両方みんな違和感もなく見事にハマってたと思うし、なぜ全体としてのパワー不足を若干感じてしまったのかというと特に悪いところはなかったようにも思えるだけど、 それは一重に原作の サニー というグループのパワーは奇跡のような仕上がりだったという事なのかもしれない
不満点としては、割と原作に忠実な話運びだったこともあり原作に自分だけではなく多くの人が感じたという
結局金ね
という印象もやはり本作に対しても感じてしまった
そこを打破してくれているのでは という期待も大いにあっただけに残念
とは言え、そんなのはそこまで大きなマイナスではないしとにかく広瀬すずを見るだけでも一見の価値あり、それ以上に、男の自分が見ると 女の子っていいなぁ! と思える良い映画だった