「奪われるのは目か、心か。」アバター ウェイ・オブ・ウォーター 23さんの映画レビュー(感想・評価)
奪われるのは目か、心か。
非現実の追体験をする映画として、200分という時間全てにおいて隅々まで完成された映像が素晴らしい。
世界観が現実と離れているほど感情移入には時間がかかるが、映画が長くなれば観客の関心を惹き続けるのも難しくなる。
そんなジレンマを圧倒的な映像と世界観の力で解決している。
古代から現代までのさまざまな生物の形態を含ませながらも特異でロマンのある生態系に加え、独特だが随所にはシンパシーを感じるナヴィたちの価値観に触れられる。
捕鯨を想起させるシーンにアジア系の役者をあてるのはやや腹黒く感じるが、前作に続き最先端の技術を巧みに駆使した作品。
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