「監督の想像力に感服」アバター ウェイ・オブ・ウォーター ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
監督の想像力に感服
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前作は森が舞台、今作は海(水中)を舞台にして最新テクノロジーを見せてくれる。前回、青い顔の造形がどうにも受け入れ難かったが、今回初めて登場したキャラクターは多少愛嬌があるので、ちょっと考え方を変えたのかな。
話す言葉(海の人達は英語だったが)も見た目も身体能力も違って現代の我々よりだいぶ進歩している、にも関わらず、恐らく監督は普遍的なテーマのつもりなのだろうが、家族は一致団結(まぁそれは構わないが)、父親は家族を守る、とウィル・スミス並みに前近代的な価値観が可笑しい。
次男坊が凶暴な巨大魚に追われて岩の隙間を逃げ回るシーンなど3Dのおかげでかなりエキサイティングだったし、海中のシーンも綺麗だったが、戦闘シーンが多過ぎて少し飽きた。
あと、こういうアンリアルな世界観をどのくらい受容できるか、という問題。「こんな魚がいて、人を乗せた時にここが持ち手になったりして」「人と意思疎通ができる魚がいて、手話が通じたりして」とよくまぁ都合のいい設定を考えるもんだよ。主人公、そんな爆弾持ってたんや!ってシーンもあったし。
主なキャラクターで唯一生身の人間だったスパイダーが、ネイマールに似てた。
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