「面白いが前作には及ばず。思春期の子供大暴走ムービー」アバター ウェイ・オブ・ウォーター サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いが前作には及ばず。思春期の子供大暴走ムービー
3Dで観賞してきました。
さすがジェームズ・キャメロン監督の
新作であり、言わずと知れた
あの『アバター』の続編という事もあって
CGモリモリ、アクションバリバリ、
制作費ドカドカの気合い入りまくりムービー。
そりゃ面白かったです。
なんといいましょうか、『世界で流行る映画ってこんなんだよね』が詰まった作品でした。
見に行って損はないかと思います。
ただ、、、
前作のアバターがあまりに面白すぎた。
越えなきゃいけないハードルが高すぎる。
この映画の予習のために
最近、前作を見返したのですが
そりゃもう出来が良くて出来が良くて。
だからこそ前作と今作を比べてしまう。
『あぁ、アクションや最終決戦に向かうワクワク感が前作に比べて薄いなぁ』などと思ったりしていました。
3D技術やCGのレベルは今作の方が上回っていると思います。
前作履修せずにコチラを観賞したら
もっと評価は高かったかもしれません。
しかし前作を見てないとこの映画をちゃんと楽しめないというジレンマです。
ネタバレにチェック入れてないので
極力中身は言いませんが
気になった所を挙げてみると…
前作との違いとして、
今作は家族要素が大いに含まれているのですが、
アレなんですかね。
タイトルにも書きましたが
ハリウッド映画っていうのは
思春期の子供、特に息子が出てきたら
勝手な行動をとりまくって
場をしっちゃかめっちゃかにしないと
気が済まないんでしょうか。
アメリカでは『思春期の男子ってそうゆうもんじゃん?』的な感じなんですかね。
もちろんキャラクターは動かした方が
面白くなるとは思うのですが。
『家族を守る』という使命を
主人公が背負うのは別にいいのですが
今回、あまりに家族が足枷になりすぎています。
『子供を守る』というよりは
『子供がトラブル製造機すぎるので親が毎度処理に追われてる』みたいな感じです。
そして最後は明らかに次回作があるかのような強い匂わせを残して終わりました。
5部作やる事が決まっているからでしょうが
個人的にそういう終わらせ方は好きではないのでココも気になるポイントでした。
そこも前作はしっかりしてた記憶があります。
などと色々書きましたが、
先にも書きましたが面白いです。
前作を楽しめた人はほぼ間違いなく
見る価値がある作品だと思います。