「クレイグ選手引退記念作」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
クレイグ選手引退記念作
栄光のJames Bondも20作あたりから新しい方向性を目指して試行錯誤していますが、コネリー先輩の時代から接している保守派ファン層からみれば、余計なお世話です。
JBはひたすら二枚目で伊達でええかっこしいで、必要以上の高級感を漂わせながら、女子にとっての宝塚的に男子にとっての完全無欠のスーパーヒーローであればそれで十分。
一番避けてほしいのは「生活臭」、今回はクレイグ選手顕彰のためドラマサイドが重視され、秘密諜報員の内面や苦悩が前面に出ていますが要りません。全体のトーンも暗めでユーモア皆無で陰鬱です。JBのイメージとは程遠いクレイグ選手はずっとそうでしたけどね。
繰り返しますが、JBに映画としての深みや厚みや人間ドラマは必要ありません。
JBとしての評価は2点ですが、JBを離れれば悪くはないので4点です。
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