劇場公開日 2023年11月17日

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「007好きにゃたまらん」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ HAL2005さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5007好きにゃたまらん

2023年10月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

幸せ

ダニエル・クレイグはついに一本も外すことなく007を引退した。
まだ、コロナ禍だったが、僕は公開日に映画館に駆け込んだ。ちょうど1日だけなぜか秋休みだったので初回のを観た。
大好きなシリーズの大好きな俳優主演の作品群の最終作ということで、僕は期待で弾けそうなあまり、中々家から出れず、もう少しで遅刻しそうだった。
とうとう、始まってしまい、あのオープニングシークエンスを映画館で観た時、それだけで、ここにきて良かったと思った。
その後の3時間弱はとても幸せだった。たっぷりと007を堪能して、寂しさと次作への期待感を胸に劇場を去った。
その割に星が低いのは、正直今観ると色々粗い作りになっているから。
長すぎる上映時間、収まりきっていないストーリー、雑でありきたりな展開、どうしょうもないご都合主義と身内ノリ(身内と言っても世界の007なので身内が広すぎる)、正直007好きじゃない人が見れば、よくある良作大作アクションに見えるだろう。
しかし、007としてみればテンポの悪さや脚本の荒さを除けば、中々だ。
だって兎に角映像の迫力が凄い。セクハラで捕まってしまったが、フクナガ監督の映像技術はコッポラに比肩すると思う。
さらに、セット。こんな馬鹿馬鹿しいSF的で大掛かりなセットは久しぶりに観た。ちょっと古い映画、特に60年代の007映画みたいで凄く良かった。
主題歌は歴代最高の出来だった。
ダニエルは歳とってて、正直鈍い動きだが、頑張ってるからよし。(甘い)
007好きは当然観て、ブルーレイも買ってるだろうが、他の007観た人は是非是非。

HAL2005