劇場公開日 2018年5月18日

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「子供には観せられない!」ピーターラビット 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5子供には観せられない!

2018年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

原作は未読ですが、ピーターラビットの絵はもちろん知ってるし、
この手の映画化では「パディントン」の成功例もあるので
少し興味を持って観てきましたが

一言、「子供には観せらない!!」

月に10本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

とにかく、ひどい〜〜

何より、いくら動物が主人公だからって
食べ物をあそこまで粗末に扱うのはちょっと私的には許しがたい。
頑固者のおじいさんの畑からたくさん野菜を盗んできて
みんなで食卓で大パーティー!
食べ過ぎてお腹パンパン!という程度ならまだしも
食べもしないで、いたずらに引っこ抜いて
部屋中に撒き散らすなんてありえません。

で、そのおじいさんが亡くなったみたい!と大喜びするなんて!
確かにピーターラビットにとっては実父の仇ではあり、
その原作設定自体は結構ブラックユーモアの域ではあるけど

大人が観る「テッド」の様なコメディー作品ならともかく、
幼稚園児も観るような映画で「人の死」を喜ぶ描写は
絶対容認出来ません。

で、ピーターラビットの擁護者である人間の女性、ビア!
この人も「バカなの!?」というほど脚本が下手すぎ!
気分が悪くなるほど盲目的にうさぎをかばう人になっていて、
可愛いはずのピーターラビットが
逆に圧倒的に腹黒い存在に見えてしまう。
そのこともピーターラビットファンへの裏切りじゃないかしら?

確かにCGの出来はいいです!
うさぎのモフモフ感はよく伝わってくるし
人間のように表情豊かなのでそこは評価します。
そして「ANNIE アニー」の監督さんだけに
ところどころに挟まれるミュージカルシーンは楽しいです。

でも、今時この程度は当たり前!!

世界に出してディズニーピクサーやイルミネーション等と
比べらるのを覚悟して作る作品なら
CGの出来や、観ていて楽しいシーンは最低条件ですわ。

そこに何をプラス出来るのか?
子供も観るものだからこそ、大人向きの映画より
何十倍も考えて欲しい〜〜

星0.5はピーターラビットとバトルを繰り広げる
トーマス・マグレガー役の
ドーナル・グリーソンさんの頑張りに星0.5!

@もう一度観るなら?「2度と観ない」

星のナターシャ